異文化コミュニケーション演習

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 異文化コミュニケーション演習
科目番号 0087 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 コミュニケーション情報学科(H31年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 指定しない
担当教員 田渕 義英

到達目標

①文化を、現代社会という横軸と歴史という縦軸から考察する能力を身に付ける
②文化を、文化についての理論枠組みに基づいて考察し、分析することが出来る
③テーマにしたがって必要な文献を調査し、自らの考えを構築することが出来る

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本演習では、異文化コミュニケーション入門で学んだ理論的知識を前提として、国民と性差というふたつのテーマを題材に本質主義批判を行う。
授業の進め方・方法:
注意点:
確実に提出物を出すことが単位取得の要件となる。なるべく授業中に作業時間を取るが、必要に応じて時間外の調査や準備を行うこと。また、定期試験や卒研との兼ね合いについては特に配慮しないので、自分でしっかりと時間管理を行うこと。
レポート70%、課題等30%とし、60点以上を合格とする

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 導入 講義の目標、講義で求められる姿勢や課題、講義の進め方などを理解する。
2週 文化と本質主義① 本質主義とはなにかを理解する
3週 文化と本質主義② 文化を本質主義的に理解するとはどういうことか、またその問題点について理解する
4週 国民と本質主義① 国民概念がどのように形成されてきたかを歴史的に理解する
5週 国民と本質主義② 国民性を自然的な特徴として理解する考え方と、その問題点を理解する
6週 演習(1) 日本人論に関する論文を読み、日本の、あるいは日本人の本質とされているものは何かを考え、文化の本質主義的理解を批判的に検討する(①論文の精読、②要約の作成、④文献調査、⑤レポートの執筆)
7週  ↓ 日本人論に関する論文を読み、日本の、あるいは日本人の本質とされているものは何かを考え、文化の本質主義的理解を批判的に検討する(①論文の精読、②要約の作成、④文献調査、⑤レポートの執筆)
8週  ↓ 日本人論に関する論文を読み、日本の、あるいは日本人の本質とされているものは何かを考え、文化の本質主義的理解を批判的に検討する(①論文の精読、②要約の作成、④文献調査、⑤レポートの執筆)
4thQ
9週 性差と本質主義① フェミニズムの発展と、男女差別に対するジェンダー論の貢献を理解する
10週 性差と本質主義② 生物学的な性差の基本的な成り立ちについて理解する
11週 性差と本質主義③ 精神分析におけるジェンダー批判について理解する
12週 性差と本質主義④ 脳科学/神経科学におけるジェンダー論について理解する
13週 演習(2) ジェンダー論に関する論文を読み、男性/女性の本質とされているものは何かを考え、性差の本質主義的理解を批判的に検討する(①論文の精読、②要約の作成、④文献調査、⑤レポートの執筆)
14週  ↓ ジェンダー論に関する論文を読み、男性/女性の本質とされているものは何かを考え、性差の本質主義的理解を批判的に検討する(①論文の精読、②要約の作成、④文献調査、⑤レポートの執筆)
15週  ↓ ジェンダー論に関する論文を読み、男性/女性の本質とされているものは何かを考え、性差の本質主義的理解を批判的に検討する(①論文の精読、②要約の作成、④文献調査、⑤レポートの執筆)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

レポート課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000