人文科学Ⅱ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 人文科学Ⅱ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配布プリントを教科書、ノートの代わりとする
担当教員 川﨑 俊郎,大岩 慎太郎

到達目標

①幕末期の日本の置かれた国際情勢を理解する。
②明治維新以降の近代化の流れについて理解する。
③20世紀の世界における日本の地位を理解する
④資本主義と日本社会の関係を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基礎的能力歴史的事実を踏まえて、複数の事実間の関係を説明できる。歴史的事実について、その概要を説明できる。歴史的事実について、その概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
幕末期から高度経済成長期までの日本の歴史を概観する。
授業の進め方・方法:
授業は配布プリントを中心に進めるので、なくさずに必ずファイルする。
また、課題・レポートは指示された期限・様式などを厳守する。
定期試験の成績を60%、課題を40%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
授業は配布プリントを中心に進めるので、なくさずに必ずファイルする。
また、課題・レポートは指示された期限・様式などを厳守する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 江戸鎖国体制の動揺(1) 鎖国体制、外国船の来航
2週 江戸鎖国体制の動揺(2) 諸藩の改革、天保の改革
3週 開国と幕末の動乱(1) ペリー来航、安政条約
4週 開国と幕末の動乱(2) 開国の影響、公武合体、尊王攘夷運動
5週 明治維新と中央集権の確立(1) 討幕運動の展開、戊辰戦争
6週 明治維新と中央集権の確立(2) 廃藩置県、社会資本の整備、軍制の整備
7週 殖産興業 地租改正、金融制度の整備
8週 対外関係の変容 岩倉使節団、征韓論
2ndQ
9週 民権運動から立憲体制の確立(1) 西南戦争、国会開設への動き
10週 民権運動から立憲体制の確立(2) 憲法制定の過程、初期の帝国議会
11週 日清戦争 朝鮮をめぐる情勢、下関講和条約
12週 日清戦争後の内政と外交 植民地経営、初期の政党政治
13週 日露戦争 日英同盟、ポーツマス条約
14週 日露戦争後の内政と外交 韓国併合、満州経営
15週 まとめ 近代日本を見る眼
16週
後期
3rdQ
1週 第一次世界大戦と日本の経済1 大正政変、第一次世界大戦、ワシントン体制
2週 第一次世界大戦と日本の経済2 大戦景気、恐慌と工業化
3週 政党政治の発展と大衆文化1 政党政治、天皇機関説、民本主義
4週 政党政治の発展と大衆文化2 1920年代の政治と経済、民政党と政友会
5週 軍国日本の形成と第二次世界大戦1 昭和恐慌、満州事変、軍国主義
6週 軍国日本の形成と第二次世界大戦2 日中戦争、統制経済、ブロック経済
7週 軍国日本の形成と第二次世界大戦3 太平洋戦争、戦争下の国民生活
8週 二つの大戦の時代 1910年代から40年代の政治・経済・外交
4thQ
9週 戦後日本の国家再編と国民生活1 ポツダム宣言、日本国憲法、民主化
10週 戦後日本の国家再編と国民生活2 講和条約、朝鮮戦争、GATT-IMF体制
11週 国際社会の動向と高度経済成長1 55年体制、日米新安保
12週 国際社会の動向と高度経済成長2 産業構造の転換、所得倍増計画
13週 国際社会の動向と高度経済成長3 石油危機、ドルショック、国際情勢の転換点
14週 豊かな社会と世界の一体化 1950年代から1970年代の政治・経済・外交
15週 まとめ 現代日本を見る眼
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会社会近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3後8,後15
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
第二次世界大戦以降、冷戦の展開と終結、その後現在に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前14,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100