科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 数学
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 新編 数学II (数研出版),3TRIAL 数学II+B (数研出版)
担当教員 宮本 拓歩,渡辺 俊彦

到達目標

① 整式の除法,分数式の計算ができる.2次方程式の解と係数の関係を理解し,また因数分解を用いて簡単な高次方程式が解ける.
② 三角関数の相互関係,三角関数のグラフ,三角関数の加法定理を理解する.
③ 指数関数,対数関数を理解し,計算ができる.
④ 簡単な関数の微分,積分が計算でき,それらの応用ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
演習を重んじた数学の授業を行う.
授業の進め方・方法:
注意点:
予習・復習をかかさない.教科書の練習問題を必ず解き,自力でできなかった問題は解決しておくこと.
定期試験の成績70%,課題・小テスト,授業への参加状況等30%で総合的に評価し,60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 式と計算 3次式の展開と因数分解,二項定理
2週 式と計算 整式の割り算,分数式とその計算,恒等式
3週 等式・不等式の証明 等式の証明,不等式の証明
4週 複素数と2次方程式の解 複素数とその計算
5週 複素数と2次方程式の解 2次方程式の解,解と係数の関係
6週 高次方程式 剰余の定理と因数定理
7週 高次方程式 高次方程式
8週 点と直線 直線上の点,平面上の点
2ndQ
9週 点と直線 直線の方程式,2直線の関係
10週 円の方程式,円と直線,2つの円
11週 軌跡と領域 軌跡と方程式
12週 軌跡と領域 不等式の表す領域
13週 三角関数 角の拡張,三角関数,三角関数のグラフ
14週 三角関数 三角関数の性質,三角関数を含む方程式・不等式
15週 三角関数 問題演習
16週
後期
3rdQ
1週 加法定理 三角関数の加法定理
2週 加法定理 加法定理の応用
3週 指数関数 指数の拡張
4週 指数関数 指数関数
5週 対数関数 対数とその性質
6週 対数関数 対数関数
7週 対数関数 常用対数
8週 微分係数と導関数 微分係数
4thQ
9週 微分係数と導関数 導関数とその計算,接線の方程式
10週 関数の値の変化 関数の増減と極大・極小
11週 関数の値の変化 関数の増減・グラフの応用
12週 積分法 不定積分
13週 積分法 定積分
14週 積分法 定積分と図形の面積
15週 積分法 問題演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。3
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
角を弧度法で表現することができる。3
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。3
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。3
一般角の三角関数の値を求めることができる。3
2点間の距離を求めることができる。3
内分点の座標を求めることができる。3
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3
放物線、楕円、双曲線の図形的な性質の違いを区別できる。3
簡単な場合について、不等式の表す領域を求めたり領域を不等式で表すことができる。3
等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。3
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。3
不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。3
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。3
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3
合成関数の導関数を求めることができる。3
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3
逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。3
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3

評価割合

試験課題・平常点相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000