ミニ研究

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 ミニ研究
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 指導教員から指示があります
担当教員 山田 貴浩,全 教員

到達目標

① 目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すだけでなく、情報の確かさなどの評価ができる。
② 課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できる。
③ 必要なコミュニケーションをとることができ、共同の作業を円滑に行うことができる。
④ 活動内容や結果を文章にまとめ報告することができる。
⑤ 活動内容を第三者に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
① 目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すだけでなく、情報の確かさなどの評価ができる。目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すだけでなく、情報の確かさなどの評価ができる。目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すことができる。目的を理解し、課題に対して必要な情報を探すことができない。
② 課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できる。課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できる。課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討の多くを自主的に遂行できる。課題解決のための計画をて立て、調査・実行・再検討を自主的に遂行できない。
③ 必要なコミュニケーションをとることができ、共同の作業を円滑に行うことができる。必要なコミュニケーションをとることができ、共同の作業を円滑に行うことができる。コミュニケーションをとることができ、概ね共同の作業を行うことができる。コミュニケーションをとることが不十分で、共同の作業を行うことができない。
④ 活動内容や結果を文章にまとめ報告することができる。活動内容や結果を適切に文章にまとめ報告することができる。活動内容や結果を概ね文章にまとめ報告することができる。活動内容や結果を文章にまとめ報告することができない。
⑤ 活動内容を第三者に伝えることができる。活動内容を積極的に第三者に伝えることができる。活動内容を第三者に伝えることができる。活動内容を第三者に伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
指導教員の設定したテーマに基づいて,「課題を見つける」「計画を立てる」「調査する」「深く考える」「文章にまとめる」「報告する」「発表する」という研究をするために必要とされるプロセスを、自らが、またグループ活動のなかで経験することで,「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ」ことを目的としています。
授業の進め方・方法:
ガイダンス:
4月の上旬に、「ミニ研究」の概要とスケジュール、ALやPBL活動の目的について全体に説明します。その間に、テーマの公開、配属テーマの希望調査を行い、概ね5月上旬から配属されたテーマ(指導教員)のもとで実施します。

実施期間:
5月上旬~2月中旬 ※開講期間が通年となりますが、その間で30時間をミニ研究の時間とします。実施日程は配属学生と指導教員間で調整し、実施期間内で任意のスケジュール(実施曜日や時間帯も含む)を組んで実施します。テーマによっては校外での活動や、30時間を越えての実施が必要な場合があると思われますが、その際は、指導教員、配属学生両者の了解によって実施します。

提出物:
・「活動報告書」(毎回):活動内容を記録し(各自)、指導教員に提出し確認を受けてください。
・「ミニ研究報告書」(実施期間内):教員の指導のもと指定様式に沿って個人またはグループで作成し、指導教員に提出してください。

発表会:
・「ミニ研究発表会」(全体):研究の成果をまとめたポスター発表会を計画・実施します。来場者などによるポスター発表評価ポイントを集計しその結果を公表し表彰します。詳しい日時・会場・実施方法については別に規定します。
・「成果発表」(テーマ毎または複数テーマ合同):指導教員のもと、任意な形式で成果発表(プレゼンテーション)を実施します。指導教員による「プレゼンテーション能力審査・評価」として実施します。なお、複数のテーマが合同で発表会を企画・実施することも可能です。

【令和6年度のテーマ】
生成AIについて / コーヒー豆の探求 / 『 火の鳥』「 未来編 」を読解し現代文明の持続可能性を考えよう! / オーラルヒストリーとしての「昭和」 / 公開講座を企画・開催しよう / 折り紙を究める / 英字新聞で世界を旅する / 日本独自の数学「和算」について学んでみよう / 数値計算を用いて天体の未来を予言する / 関数グラフアートを作ろう / 新しいスポーツの創造 ~フットテニス~ / 新しいスポーツの創造 ~ノックコーン~ / ルンバを用いた持続可能でクリーンな教室 / 物理の未解決問題 ~暗黒物質とは~ / 自分だけの数学の問題をつくってみよう / スマートフォンで撮影した全天球画像によるVR空間での測距活動の可能性 ~LiDARあり/LiDARなしによる測定活動による精度の検証~ / In Search of Ideal English Language Learning Strategies / バーンサイドの補題とその一般化 / 「モルック」における戦術の検討 / 小中学生向けモノづくり体験教材の開発 / Raspberry Piを使って便利なガジェットを作ろう / 福島第一原子力発電所廃炉について学ぶ / ペーパークラフトでからくりの仕組みを知ろう / 車の歴史と未来の車 / EVの自動運転の世界をのぞいてみよう / micro:bitでモノづくり / ゲーム作りによるプログラミング教材開発 / フラ語で感じよう / 宇宙開発技術を学ぶ / ものづくり工房を活用したDIYの基礎 / 小学校の理科の先生になろう! / 裏磐梯登山道の虫と植物 / いわきの自然環境を学び・体験して・考えよう / 染める / 酵母菌に夢を見せてもらう試み / 色をもった有機化合物を作ってみよう / 新時代の化学分析はスマートフォンでスマートに / 人工光合成 -水素クリーンエネルギー社会に向けて-(第13回) / 漬物から「美容成分を生産する乳酸菌」を見つけよう ~ぬか漬けの材料の違いによる乳酸菌の変化~ / 微生物の種の同定方法 / 量子化学計算を通して、有機化合物の姿を見てみよう2 / カガクの目で見る知育菓子 / 高専周辺の橋梁を見てみる / 定点観測・いわき湯本 / いわきクエストをつくる / 公平性のあるブリッジデザインコンテスト / 循環型社会を実現するために上下水道分野でできることは何だろう? / 防災イベントを企画・運営をしよう / 最光(さいこう)の泥だんごを作ろう / Let's interview overseas business persons and students! / 風の谷のナウシカに潜む現代社会への警鐘 / 小倉百人一首を味わってかるたをたのしもう 短歌で思いを伝えよう / 「ふくしまこうせん」ではじめる難解やさしいプログラミング / 剣を究める
注意点:
ミニ研究は、グループでの活動が主となるので、十分にコミュニケーションを取りながら取り組むことが重要です。活動の中で、計画する・調査する・まとめる・報告する・発表するなどの経験を多く積んでください。これらの経験が、将来の「卒業研究」で活かせるよう積極的に取り組んでください。
研究のテーマを選定・検討する際には、SDGs(持続可能な開発目標)の観点に基づいて行ってください。

指導教員による評価基準:取組み状況に対する評価点(情報収集,自主性,コミュニケーション,発表準備(ポスター制作・口頭発表練習など),報告書作成などを総合して)を75%、プレゼンテーションに対する評価点(概要,課題に対する理解度,発表姿勢,発表資料,質疑応答)を25%として評価し、60点以上を「合格」の評価とします。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス1 「ミニ研究」の実施概要やスケジュールを理解する
2週 ガイダンス2 AL/PBL活動の目的などを理解する。
3週 テーマ毎の活動
4週 テーマ毎の活動
5週 テーマ毎の活動
6週 テーマ毎の活動
7週 テーマ毎の活動
8週 テーマ毎の活動
2ndQ
9週 テーマ毎の活動
10週 テーマ毎の活動
11週 テーマ毎の活動
12週 テーマ毎の活動
13週 テーマ毎の活動
14週 テーマ毎の活動
15週 テーマ毎の活動
16週
後期
3rdQ
1週 テーマ毎の活動
2週 テーマ毎の活動
3週 テーマ毎の活動
4週 テーマ毎の活動
5週 テーマ毎の活動
6週 テーマ毎の活動
7週 テーマ毎の活動
8週 テーマ毎の活動
4thQ
9週 テーマ毎の活動
10週 テーマ毎の活動
11週 テーマ毎の活動
12週 テーマ毎の活動
13週 テーマ毎の活動
14週 テーマ毎の活動
15週 ミニ研究発表会(全体) 活動内容をまとめ、第三者に成果を発表する。(ポスター発表・口頭発表)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

指導教員点他者評価相互評価ポートフォリオその他合計
総合評価割合1000000100
取組み状況75000075
発表評価25000025