到達目標
①広義の「倫理」的な事象について、理解することができる。
②青年心理学を学ぶことで、「アイデンティティ」を確立することができる。
③専門職業人に必要な「職業倫理(ビジネス倫理)」を確立することができる。
④現代の倫理的な諸問題について、考察し判断することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人生の諸問題を正しく判断できるようになるために、青年心理学から始め、東西の源流思想、日本思想、西洋近代哲学の基礎にある人間観、すなわち「倫理」を中心に学習する。さらに、専門職業人に必要な「職業倫理」や現代の諸問題を考察する手法を学ぶ。その際、グループディスカッションを実施する。
授業の進め方・方法:
注意点:
倫理という学問の性格上、知識を記憶するだけにとどまらずに、自分で考えて判断することが大切である。自分の問題として考えたことを、自分の言葉で表現(グループディスカッションやレポート)できるようにすること。
定期試験の成績を60%、課題の実施状況を40%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
倫理とは何か |
倫理に関する様々な定義
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2週 |
人間とは何か |
人間に関する様々な定義
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3週 |
青年期の特徴 |
モラトリアムとアイデンティティ
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4週 |
自己実現とは何か |
キャリア・ディヴェロップメントの意義
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5週 |
日本の風土と文化 |
和辻哲郎の『風土』の思想
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6週 |
古代日本の歴史と思想 |
古代の神々と清明心の意義
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7週 |
中世日本の歴史と思想 |
日本の仏教、特に鎌倉仏教の意義
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8週 |
古代ギリシア哲学(1) |
自然哲学者、ソフィスト、ソクラテス
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2ndQ |
9週 |
古代ギリシア哲学(2) |
プラトン、アリストテレス、ヘレニズム
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10週 |
キリスト教の成立と展開 |
イエス、パウロ、アウグスティヌスの思想
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11週 |
イスラム教の成立と展開 |
ムハンマドの生涯と思想
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12週 |
仏教思想の成立 |
仏陀(釈迦)の生涯と思想
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13週 |
仏教思想の展開 |
小乗仏教と大乗仏教の思想的意義
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14週 |
中国思想の成立と展開 |
儒家思想の意義
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15週 |
まとめ |
青年心理学と倫理学を学ぶ意義
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
西洋近代の成立 |
ルネサンスの科学技術への関与
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2週 |
宗教改革と科学革命 |
ルターの職業召命観、ニュートンの思想
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3週 |
科学技術思想の成立 |
ベーコンの「知は力なり」とデカルトの物心二元論
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4週 |
生命倫理とは何か |
脳死と臓器移植、QOLと尊厳死
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5週 |
環境倫理とは何か |
世代間責任倫理、持続可能な開発
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6週 |
職業倫理とは何か |
伝統を踏まえた現代の職業倫理
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7週 |
技術者倫理とビジネス倫理 |
製造物責任法、内部告発、説明責任
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8週 |
倫理問題の事例研究 |
技術者倫理やビジネス倫理に関する事例の検討
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4thQ |
9週 |
嘘はなぜ悪いか(1) |
カントの義務論
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10週 |
嘘はなぜ悪いか(2) |
ベンサムの功利主義
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11週 |
誰を助けるべきか(1) |
完全義務と不完全義務
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12週 |
誰を助けるべきか(2) |
効用計算と平等
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13週 |
危険にどう向き合うか(1) |
リスクの許容度
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14週 |
危険にどう向き合うか(2) |
科学の限界と実践的判断
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15週 |
まとめ |
倫理を身につけた専門職業人を目指して
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |