経営入門Ⅰ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 経営入門Ⅰ
科目番号 0051 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 担当教員が作成した印刷物を必要に応じて配布します。
担当教員 大仁田 香織

到達目標

・経営学の基礎を学ぶ。
・経営学と社会の関連性を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基礎的な知識経営に関する基礎知識、専門知識が十分身についている。経営の知識の必要性を理解している。経営に関心がなく、経営に関する基礎知識の必要性を理解していない。
経営学の基礎的な知識を活用した課題を解決するために必要な思考力課題を的確に把握し、経営学の基礎的な知識を用い、論理的に課題を解決に導く思考力が身についている。経営学の基礎的な知識をもとに論理的に思考する意識を持っている。課題の把握が不十分かつ経営学の基礎的な知識が重要であるとの認識がみられない。
主体的に学習に取り組む態度課題を的確に認識し、経営学の知識を用いて自分の意見を説明することができる。経営学の知識を用いて、主体的に課題に取り組むことができる。主体的に学習することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「経営入門Ⅰ」では、「経営」の基本的な枠組み、基礎用語を理解することを目的としています。
授業では、経営の基本のポイントを絞り、体系的に学習していきます。
授業の進め方・方法:
・授業内容に関連する資料(新聞、雑誌、映像等)を用います。
・中間試験・期末試験を行います。
・成績評価割合は、試験60%、態度20%、その他20%
注意点:
企業の事例や時事問題を取り上げます。新聞、雑誌、インターネット等でビジネス系のトピックスに関心を持つことをおすすめします。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 企業論①
「企業とは何か」
会社制度について理解する。
2週 企業論②
「企業理念」
企業理念の必要性を理解する。
3週 現代の経営①
「組織のマネジメント」 
企業におけるマネジメントの必要性について理解する。
4週 現代の経営②
「経営倫理」 
企業の社会的責任について理解する。
5週 人的資源管理論①
「雇用システム」 
人事管理の基礎を理解する。
6週 人的資源管理論②
「戦略的人的資源管理」
新しい雇用システムについて理解する。
7週 経営戦略論①
「競争戦略」
競争優位を構築するための基本的な戦略を理解する。
8週 経営戦略論②
「経営戦略」 
企業の経営戦略について理解する。
2ndQ
9週 マーケティング論①
「マーケティング戦略」
マーケティング戦略の基礎を理解する。
10週 マーケティング論②
「eマーケティング戦略」
eマーケティング手法の基礎を理解する。
11週 ベンチャー企業論①
「イノベーション」 
イノベーションとは何かを理解する。
12週 ベンチャー企業論②
「起業」
起業家と起業について理解する。
13週 ESG経営
「ESGの重要性」 
ESGについて理解する。
14週 キャリア①
「仕事とは」
社会の一員として参画し、貢献する意識を理解する。
15週 キャリア②
「キャリアデザイン」
今後の自分自身の可能性を肯定的に理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野経営古典的管理論について説明できる。4
人間関係論について説明できる。4
リーダーシップ論について説明できる。4
動機付け理論について説明できる。4
企業の社会的責任について説明できる。4
日本的経営について説明できる。4
組織の定義について説明できる。4
組織均衡論について説明できる。4
組織構造と組織デザインについて説明できる。4
組織文化について説明できる。4
組織学習と組織変革について説明できる。4
組織間関係論について説明できる。3
経営理念・ビジョンと戦略の関係について説明できる。4
環境の把握と分析について説明できる。3
成長戦略について説明できる。4
多角化戦略について説明できる。3
競争戦略について説明できる。4
資源ベース理論について説明できる。3
雇用管理について説明できる。4
労働時間管理について説明できる。4
賃金管理について説明できる。3
人材教育について説明できる。4
外部人材活用について説明できる。3
労使関係管理について説明できる。3
海外直接投資と日本の産業空洞化について説明できる。3
多国籍企業と現地化について説明できる。3
技術移転と海外研究開発について説明できる。3
国際人的資源管理、国際経営組織について説明できる。3

評価割合

試験態度その他合計
総合評価割合602020100
基礎的能力30102060
専門的能力2010030
分野横断的能力100010