財務会計

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 財務会計
科目番号 0079 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『日商簿記2級とおるテキスト 商業簿記―第3版―』ネットスクール出版.『日商簿記2級とおるトレーニング 商業簿記―第3版―』ネットスクール出版.
※なお,最新版があればそれを利用する.
担当教員 安部 智博

到達目標

中規模の株式会社における会計データの作成ができる.学習の水準として日商簿記2級程度(商業簿記)の問題が解けるようになる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中規模程度の株式会社で用いられる簿記を学ぶ.講義を行い,問題を解く.
授業の進め方・方法:
中間試験と期末試験(各90分)を行う.
試験80%,課題20%で総合的に評価し,60点以上を合格とする.
再試験は40点以上の者に対して行う.
この科目は,学修単位科目のため,事前・事後の学習として問題演習(課題)を実施する.
注意点:
授業中に問題演習を行いますが,時間的な制限もあり自主的な学習が必須となります.仕訳を通じて各取引の特性を理解してください.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 財務会計の概要
報告式の財務諸表
報告式の財務諸表とその構造について理解する.
2週 商品売買
棚卸資産の評価
期末商品の評価ができ,財務諸表が作成できる.
3週 手形(1)
裏書,割引,売上割引・仕入割引
仕訳ができる.
4週 手形(2)
電子記録,更改,不渡
仕訳ができる.
5週 固定資産(1)
建設,割賦購入,リース
仕訳ができる.
6週 固定資産(2)
定率法,生産高比例法,
減価償却費の計算と仕訳ができる.
7週 固定資産(3)
買換え,除却,廃棄,滅失,圧縮記帳,無形資産の処理
仕訳ができる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 有価証券(1)
関係会社の有価証券,その他有価証券,売買目的有価証券
仕訳ができる.
10週 有価証券(2)
満期保有目的の債券,利付債券の売買
仕訳ができる.
11週 外貨建取引と引当金
外貨建取引,為替予約,評価性引当金,負債性引当金
仕訳ができる.
12週 純資産会計
設立,増資,買収,配当,欠損,株主持分等変動計算書の作成
その処理資本構成,合併買収,剰余金税金の種類を理解し,仕訳ができる.
13週 税金
税金の処理,税効果会計
仕訳ができる.税効果会計の処理ができる.
14週 決算の概要
本支店会計,連結会計
本支店会計の概略が理解できる.連結会計の概略が理解できる.
15週 復習 解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野会計各種取引について仕訳および転記することができる。4
決算整理手続きができる。4
財務諸表を作成できる。4
財務会計の役割、法規制について説明できる。4
財務会計の基本原則について説明できる。4
貸借対照表の区分と内容について説明できる。4
損益計算書の区分と内容について説明できる。4
財務諸表の各項目の認識および測定方法について説明できる。4
連結財務諸表の連結の範囲について説明できる。3
連結財務諸表の作成について説明できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000