科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 文学
科目番号 0084 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 太宰治『走れメロス』(新潮文庫)
担当教員 髙橋 宏宣

到達目標

①太宰治の生涯を理解し、時代状況と関連づけることができる。
②太宰治の作品を読み、内容を理解することができる。
②自分の考えを文章で表し、他の学生や教員に理解できるように伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
太宰治の生涯と作品授業内容を理解し、自分の考えを述べることができる。授業内容を理解できる。授業内容が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
太宰治の生涯と作品について解説する。
授業の進め方・方法:
中間試験・期末試験は50分の試験を実施する。
定期試験の成績100%で評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
授業に関連する書籍を読んでみること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス
太宰治の文学について
太宰治の文学の特徴について理解することができる。
2週 太宰治の生涯:出生~小学校時代 太宰治の生涯について理解することができる。
3週 太宰治の生涯:青森中学~弘前高校時代 太宰治の生涯について理解することができる。
4週 太宰治の生涯:東京帝国大学入学~昭和12年 太宰治の生涯について理解することができる。
5週 太宰治の生涯:昭和13年以降 太宰治の生涯について理解することができる。
6週 作品解説:走れメロス(1) メロスの人物造形について理解できる。
7週 作品解説:走れメロス(2) 王の人間不信からの回復にメロスの果たした役割について理解できる。
8週 作品解説:駈込み訴え(1) ユダがどのような人物か理解できる。
2ndQ
9週 作品解説:駈込み訴え(2) ユダと「あの人」の鏡像的な関係について理解できる。
10週 作品解説:駈込み訴え(3) ユダが「あの人」を裏切った理由について理解できる。
11週 作品解説:富嶽百景(1) 太宰治の実人生と「私」の再生について理解できる。
12週 作品解説:富嶽百景(2) 「私」の文学的再生について理解できる。
13週 作品解説:女生徒 愛読者の日記からの引用と作品化について理解できる。
14週 前期の復習 太宰治の小説の特徴について理解できる。
15週 期末試験の返却 理解の不十分な点を確認し、復習できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

定期試験合計
総合評価割合100100
授業内容の把握7070
文章表現力3030