財務会計Ⅰ

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 財務会計Ⅰ
科目番号 0089 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『日商簿記3級とおるテキストー第3版―』ネットスクール出版.『日商簿記3級とおるトレーニングー第3版―』ネットスクール出版.
※この2冊については前年度「簿記概論」で使用したものを利用する.
『日商簿記2級とおるテキスト 商業簿記―第3版―』ネットスクール出版.『日商簿記2級とおるトレーニング 商業簿記―第3版―』ネットスクール出版.
※なお,最新版があればそれを利用する.この2冊は「財務会計Ⅱ」でも使用する.
担当教員 安部 智博

到達目標

企業の活動を記録,集計し,外部報告のための基本的な会計データを作成することができる.学習の水準として日商簿記2~3級程度の問題が解けるようになる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
小規模株式会社の財務諸表作成までの手続きについて学ぶ.
中規模程度の株式会社で用いられる簿記を学ぶ.
講義を行い,問題を解く.
授業の進め方・方法:
中間試験と期末試験(各90分)を行う.
試験80%および課題20%で総合的に評価し,60点以上を合格とする.
再試験は40点以上の者に対して行う.
注意点:
授業以外の自主的な学習をおすすめします.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 試算表の作成と訂正仕訳
合計試算表,残高試算表,合計残高試算表,訂正仕訳の処理
試算表の問題が解ける.訂正仕訳の処理ができる.
2週 決算整理(1)
売上原価の算定,貸倒引当金の設定,当座借越の処理,費用の前払,収益の前受
売上原価に関する仕訳ができ,売上原価が算定できる.当座借越の処理ができる.費用と収益の決算処理を理解する.
3週 決算整理(2)
費用の前払,収益の前受,費用の未払,収益の未収,再振替仕訳
収益と費用の前受・前払,収益と費用の未収・未払を理解し,処理できる.
4週 精算表 決算整理記入の問題すべてが解けるようになる.精算表を作成できる.
5週 財務諸表 財務諸表を作成できる.
6週 伝票制と帳簿
3伝票制における処理,仕訳日計表の作成,小口現金の取引,商品有高帳の作成など
伝票制の処理ができる.小口現金の仕訳,商品有高帳の作成ができる.
商品有高帳を利用し,売上総利益を算定できる.
7週 6週までの復習 精算表と財務諸表の問題が解ける.これまでの内容のうち苦手な個所を無くす.
8週 中間試験
2ndQ
9週 財務会計の概要:報告式の財務諸表
商品売買(1):棚卸資産の評価
報告式の財務諸表とその構造について理解する.
期末商品の評価ができ,財務諸表が作成できる.
10週 商品売買(2)
棚卸資産の評価
収益の認識について学ぶ.
11週 手形
裏書,割引,売上割引・仕入割引,電子記録,更改,不渡
仕訳ができる.
12週 固定資産(1)
建設,割賦購入,リース
仕訳ができる.
13週 固定資産(2)
定率法,生産高比例法,
仕訳ができる.
14週 固定資産(3)
買換え,除却,廃棄,滅失,圧縮記帳,無形資産の処理
減価償却費の計算と仕訳ができる.
15週 復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000