到達目標
①古代から現代までの哲学史を概説することが出来る
②新しい実在論について理解し、説明することが出来る
③新しい実在論の現代的意義を理解し、それを現代社会の批判的検討のために活用することが出来る
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代社会は、「大きな物語」が失われた世界であると言われる。いまや人々は、普遍的な人生の価値と、それを達成するための物語を信じることが出来なくなっている。このような思想はポストモダンと総称され、その頂点は言語論的転回という実在論に対する認識論の高らかな勝利宣言にあるといってよいだろう。しかし21世紀を迎えた現在、この寄る辺なき思想に対して実在論の復権を唱える新たな転回が模索されている。それが、カンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」やマルクス・ガブリエルの「新実在論」である。本講義では、このような新しい実在論に着目し、それが言語論的転回に対する実在論的転回になり得るのかについて検討する。
授業の進め方・方法:
確実に提出物を出すことが単位取得の要件となる。定期試験やセミナーとの兼ね合いについては特に配慮しないので、自分でしっかりと時間管理を行うこと。レポート70%、課題等30%とし、60点以上を合格とする。
注意点:
哲学自体がマイナーである上に、根気強く読み、孤独に考えなければいけない分野である。その作業は人によっては大変な苦痛を伴うこともあるので、あらかじめ関心の有無をよく吟味してから選択すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
世界についての哲学史① |
哲学史を全体的に概観することは容易ではない。ここでは、本講義の目的に照らして、とくに「世界」についての哲学史を概観する
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2週 |
世界についての哲学史② |
哲学史を全体的に概観することは容易ではない。ここでは、本講義の目的に照らして、とくに「世界」についての哲学史を概観する
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3週 |
世界についての哲学史③ |
哲学史を全体的に概観することは容易ではない。ここでは、本講義の目的に照らして、とくに「世界」についての哲学史を概観する
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4週 |
現象学および(ポスト)構造主義と、存在の不安① |
現象学および(ポスト)構造主義などの現代思想を、「存在」に対する「認識」の優越という画期的な出来事として正しく把握し、それがもたらした存在の不安について理解する
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5週 |
現象学および(ポスト)構造主義と、存在の不安② |
現象学および(ポスト)構造主義などの現代思想を、「存在」に対する「認識」の優越という画期的な出来事として正しく把握し、それがもたらした存在の不安について理解する
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6週 |
現象学および(ポスト)構造主義と、存在の不安③ |
現象学および(ポスト)構造主義などの現代思想を、「存在」に対する「認識」の優越という画期的な出来事として正しく把握し、それがもたらした存在の不安について理解する
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7週 |
現象学および(ポスト)構造主義と、存在の不安④ |
現象学および(ポスト)構造主義などの現代思想を、「存在」に対する「認識」の優越という画期的な出来事として正しく把握し、それがもたらした存在の不安について理解する
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8週 |
中間総括 |
前半の総括
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2ndQ |
9週 |
新しい実在論① |
カンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」やマルクス・ガブリエルの「新実在論」を手掛かりに、新しい実在論について理解する
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10週 |
新しい実在論② |
カンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」やマルクス・ガブリエルの「新実在論」を手掛かりに、新しい実在論について理解する
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11週 |
新しい実在論③ |
カンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」やマルクス・ガブリエルの「新実在論」を手掛かりに、新しい実在論について理解する
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12週 |
新しい実在論④ |
カンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」やマルクス・ガブリエルの「新実在論」を手掛かりに、新しい実在論について理解する
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13週 |
新しい実在論⑤ |
カンタン・メイヤスーの「思弁的実在論」やマルクス・ガブリエルの「新実在論」を手掛かりに、新しい実在論について理解する
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14週 |
討論 |
ここまで検討してきた「世界」をめぐる「存在」と「認識」の覇権争いを踏まえ、それぞれの立場から討論する
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15週 |
総括 |
全体の総括
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |