現代社会と文化

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 現代社会と文化
科目番号 0100 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 ビジネスコミュニケーション学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に指定しない。教材は適宜配布する。
担当教員 田渕 義英

到達目標

①日本列島の主要な地域で山岳を中心として形成された文化とその歴史について理解する
②近代以降に導入されたアルピニズムと大衆登山の文化を理解する
③現代の日本社会におけるアルピニズムと冒険の社会的位置づけとその問題点を理解し、あらためてその意義を検討することが出来る

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現在東北地方では、環境省主導の復興事業の一環として行われたみちのくトレイルの全面開通に加え、それをいわき市まで延長するふくしま浜街道トレイルの開通を目前に控えている。さらに、福島観光物産交流協会が中心となって浜通りの町村にフットパスを設定する町おこし事業も進んでいる。また、全国的にもトレイル整備事業が注目されてきており、現在日本では「歩くこと」に大きな注目が集まっていると言える。本講義では、こうした経緯を踏まえながら、私たちにとってあまりにも身近な「歩くという行為」の哲学的・文化的価値を再検討する。
授業の進め方・方法:
確実に提出物を出すことが単位取得の要件となる。定期試験やセミナーとの兼ね合いについては特に配慮しないので、自分でしっかりと時間管理を行うこと。評価はレポート100%とし、60点以上を合格とする
注意点:
本講義の最低開講人数は二名以上とする。受講者が二名に満たない場合は開講しないので、単位計算などは余裕をもって行うこと。また、本講義で取り扱うテーマは誰もが関心を持ち得るものであるとは言えない。そのため、あらかじめ講義内容についての関心の有無をよく吟味してから選択すること。なお、受講生の理解によって講義の順番が前後することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション 授業の内容と進め方、評価の方法などについて説明する
2週 「歩く」とはどういうことか① 「歩く」という身近な営みを、身体的、場所的、精神的など様々な側面から解体し、理解する
3週 「歩く」とはどういうことか② 「歩く」という身近な営みを、身体的、場所的、精神的など様々な側面から解体し、理解する
4週 歩くことの生物学的基盤① 直立二足歩行の進化と歩行の生理学について理解する
5週 歩くことの生物学的基盤② 直立二足歩行の進化と歩行の生理学について理解する
6週 中間総括と議論① これまでの講義の整理し、内容について学生同士で議論を行う
7週 歩行の精神史① 一見すると無関係に見える人類の文化と歩行の密接な関係を整理し、理解する
8週 歩行の精神史② 一見すると無関係に見える人類の文化と歩行の密接な関係を整理し、理解する
4thQ
9週 歩行の精神史③ 一見すると無関係に見える人類の文化と歩行の密接な関係を整理し、理解する
10週 中間総括と議論② これまでの講義の整理し、内容について学生同士で議論を行う
11週 歩行とナビゲーションの哲学① 現代社会における歩行の衰退と制限、GPSの登場によるナビゲーション能力喪失などが現代社会に与えている影響について理解する
12週 歩行とナビゲーションの哲学② 現代社会における歩行の衰退と制限、GPSの登場によるナビゲーション能力喪失などが現代社会に与えている影響について理解する
13週 歩行とナビゲーションの哲学③ 現代社会における歩行の衰退と制限、GPSの登場によるナビゲーション能力喪失などが現代社会に与えている影響について理解する
14週 中間総括と議論③ これまでの講義の整理し、内容について学生同士で議論を行う
15週 総括 これまでの講義内容整理し、将来への展望と可能性を示す
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野異文化理解専門分野における異文化コミュニケーションの具体的事例について評価できる。2後15
言語が話されている地域の社会的・文化的な背景まで理解した上で言語を使用することができる。2後15
地球規模で発生している問題の重要性を理解した上で、外国語を用いて調査し、議論することができる。2後15

評価割合

レポート課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000