到達目標
国際経済学の基礎的な理論と実務に関する知識を身につけ、これらを運用して理論または実務上の問題を解決できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現在の制度と、それが形成された経済学上の理由を理解する。 | 貿易の経済学的な効果を理解する。 | 貿易の経済学的な効果を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (A)
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学習・教育到達度目標 (B)
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教育方法等
概要:
国際経済学の基礎的な理論及び実務に関する講義を実施する。
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
レポート1(全体評価の25%)及びレポート2(全体評価の25%)を課し、期末試験(全体評価の50%)を実施。
再試験は実施しないが、レポート1及びレポート2を返却した段階で全体評価の50%の得点を得られていない場合、自由課題の提出を認め、内容に応じて加点する(加点の上限は、合計点が全体評価の50%に至るまで。)。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
(1)イントロダクション (2)国富論を読む① |
重商主義を理解する
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2週 |
国富論を読む② |
アダム・スミスが重商主義をどのように否定したのか理解する。
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3週 |
国富論を読む③ |
アダム・スミスの貿易論を理解する。
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4週 |
絶対優位と比較優位 |
絶対優位と比較優位を理解する。
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5週 |
関税賦課と余剰の変化(小国仮定) |
小国仮定の下で、閉鎖経済、開放経済、関税賦課といった状況を想定し、余剰の変化について理解する。
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6週 |
関税賦課と余剰の変化(大国仮定) |
大国仮定の下で、閉鎖経済、開放経済、関税賦課といった状況を想定し、余剰の変化について理解する。
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7週 |
(1)雁行形態論 (2)復習(スミス以前からスミスにかけての国際経済学) |
(1)雁行形態論を理解する。 (2)貿易が行われるのに必要な条件を理解する。
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8週 |
アダム・スミスから第一次世界大戦時までの世界の通商政策の潮流 |
経済状況が通商政策にどのような影響を与えるか理解する。
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2ndQ |
9週 |
戦間期の近隣窮乏化政策 |
近隣窮乏化政策の理論構造を理解する。
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10週 |
戦後の国際貿易体制 |
戦後から現在まで続く国際貿易レジームの概観を理解する。
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11週 |
WTO協定の概要 |
①WTO協定にはどのような内容の附属書があるか、②これまでの交渉システムを理解する。
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12週 |
関税同盟とFTA/EPA |
①WTO協定における関税同盟やFTAの扱い、②最近のFTA増加の要因を理解する。
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13週 |
関税分類と原産地規則 |
HSコードの仕組みと、FTA/EPAの原産地規則について理解する。
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14週 |
復習 |
これまでの授業の内容を理解する
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15週 |
試験問題の解説 |
試験に出題した範囲の内容を理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| レポート1 | レポート2 | 期末試験 | 合計 |
総合評価割合 | 25 | 25 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 25 | 50 | 100 |