品質工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 品質工学
科目番号 0029 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業技術システム工学専攻(エネルギーシステム工学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 寺田 耕輔,植 英規

到達目標

①品質工学、品質管理の基本を理解し、パラメータ設計手法を用いて最適条件を提案できるようになること。
②MT法の概念を理解し、実際のデータを用いて簡単な解析ができるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・品質工学、品質管理の概要を紹介し、SN比、直交表、パラメータ設計について講義した後、実践的な事例を挙げて理解を深めていく。
・MTシステムの概念と数理を概説し、実際の事例を通して理解を深めていく。
授業の進め方・方法:
注意点:
品質工学の基本を理解し、合理的な設計手法や製造工程、解析手法を考えられるように努めること。自学自習の確認方法:課題プリントを配布し、定期的にレポートを提出させる。
定期試験の成績を70%,自学自習課題の実施状況を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 品質工学とは 品質工学の全体像(歴史、構成、現状の活用状況など)
2週 品質管理とは 品質管理の全体像(歴史、構成、現状の活用状況など)
3週 ばらつきとSN比 SN比による機能性の評価(動特性、望目、望小、望大特性など)
4週 パラメータ設計 直交表を用いてSN比を評価しばらつきを最小化する条件を求める手順
5週 パラメータ設計事例1 動特性の課題への適用事例
6週 パラメータ設計事例2 望小、望大特性の課題への適用事例
7週 パラメータ設計事例3 複数の特性がある課題への適用事例
8週 多変量情報処理の基礎 データの分布,マハラノビスの距離
判別分析法
2ndQ
9週 MT法の数理① MTシステムの概念,単位空間の役割
MT法の計算手順
10週 MT法の数理② SN比と感度(望大特性,動特性)
2水準系直交表,要因効果の分析
11週 MT法の数理③ 項目選択と原因診断
12週 MT法の数理④ MT法の数学的制約,MT法の歴史
13週 MT法の事例① 実際の課題に対するMT法の適用
14週 MT法の事例② 実際の課題に対するMT法の適用
15週 MTシステムの全体像 MT法以外のMTシステムの概要
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000