到達目標
①原子や分子の電子軌道について波動力学の知識に基づいた説明ができる。
②電子軌道の知識に基づいて各種の化学結合の原理とその性格を説明するための波動力学的基礎知識を習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
量子力学に基づく物質の構造理解の方法論について深く學ぶと同時に、関連する化学結合論などの物理化学の基礎学力のいっそうの充実をはかる。受講者による解説のセミナー形式等を取り入れ能動的に学べるように配慮する。又科学英文の読解力をつける。
授業の進め方・方法:
100分間の期末試験を実施する。期末試験70%,課題セミナーなどのその他成績30%とし,60点以上を合格とする。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として課題を課します。
注意点:
準学士課程で学んだ物理化学,無機化学,有機化学の基礎事項を復習しておくこと。暗記より本質を理解することに留意し、納得するまで執拗に考え抜くこと。持ち回りセミナー形式の課題があるが、担当者以外も積極的に発言すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
序論 |
粒子と波動の二重性
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2週 |
化学結合の基礎(1) |
定在波と方程式
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3週 |
化学結合の基礎(2) |
水素分子
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4週 |
波動力学(1) |
シュレディンガー方程式(1)
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5週 |
波動力学(2) |
シュレディンガー方程式(2)
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6週 |
波動力学(3) |
シュレディンガー方程式(3)
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7週 |
波動力学(4) |
シュレディンガー方程式(4)
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8週 |
化学結合とパウリ排他律(1) |
水素分子イオン、LCAO
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2ndQ |
9週 |
化学結合とパウリ排他律(2) |
波動関数の反対称性
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10週 |
周期律表(1) |
周期律と原子の電子構造
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11週 |
周期律表(2) |
化学結合の性質
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12週 |
混成軌道と分子軌道(1) |
混成軌道
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13週 |
混成軌道と分子軌道(2) |
電子の局在化と非局在化
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14週 |
混成軌道と分子軌道(3) |
分子軌道
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15週 |
まとめ |
分子と波動力学
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |