到達目標
①化学結合論を身に着け,原子や分子の構造について,またその決定方法について理解している。
②現在知られている固体の化学的構造と,それを探索・決定する実験的手法について理解している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B)
説明
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学習・教育到達度目標 (E)
説明
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教育方法等
概要:
物質の仕組みを理解する上で重要な,分子および固体の構造の物理化学について,講義および問題演習によって学ぶ。これまで学んだ化学の知識をもとに,原子や分子の構造や電子構造について理解し,分子科学研究を行う上での基礎を身につける。また,結晶の特徴および分類方法,結晶構造の決定方法などを理解し,固体研究を行う上での基礎を身につける。
授業の進め方・方法:
期末試験は90分の試験を実施する。
定期試験の成績を70%,小テストや課題の総点を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
自学自習の確認方法:定期的に課題を与え,その定着度を確認する。
注意点:
準学士課程で学んだ物理化学,無機化学,有機化学の基礎事項を復習しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
原子の構造(復習) |
前期量子論,水素原子模型,原子構造
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2週 |
分子の構造(復習) |
分子構造と分子の形,原子価結合法
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3週 |
原子軌道 |
原子軌道,水素様原子
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4週 |
分子軌道 |
二原子分子
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5週 |
分子軌道と分子の構造 |
結合性軌道,分子の磁性
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6週 |
分子構造の決定方法 |
質量分析法,核磁気共鳴法
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7週 |
分子構造の推定方法 |
半経験的/非経験的分子軌道法
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8週 |
固体の構造(復習) |
固体の分類と結合様式
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2ndQ |
9週 |
結晶構造(1) |
対称性,結晶構造
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10週 |
結晶構造(2) |
結晶系,ブラべ格子
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11週 |
乱れた結晶および非晶質の構造 |
アモルファス,欠陥,準結晶
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12週 |
固体の電子構造 |
バンド理論,光学的・磁気的性質
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13週 |
結晶構造の決定方法 |
電磁波・粒子線の回折
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14週 |
結晶構造の推定方法 |
リートベルト法
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15週 |
まとめ |
期末試験解説,まとめ
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 35 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |