到達目標
①社会基盤施設の種類を把握し,それに関する維持・管理の重要性を理解する。
②構造物の劣化メカニズムと対策方法を理解する。
③構造物の点検及び診断の方法や補修・補強の基本的工法を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各授業項目の内容を理解し、応用できる。 | 各授業項目の内容を理解している。 | 各授業項目の内容を理解していない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高度経済成長期を全盛期として集中的に社会基盤施設を整備してきたが,現在これらの施設の老朽化対策と維持・管理及び更新が重要な課題となっている。この授業では,主にコンクリート構造物を対象に構造物の劣化メカニズムやその対策を理解し,維持・管理の手法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
注意点:
準学士課程で材料学,コンクリート構造工学,コンクリート設計演習を履修していることが望ましい。自学自習の確認方法:毎回の授業毎に課題プリントを配布するので,次回授業までに提出すること。その他,橋梁現場見学とその報告会を実施する。
定期試験の成績を70%,課題の総点を30%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
構造物の耐久性とメンテナンス |
メンテナンス,ライフサイクル,供用期間
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2週 |
構造物の現状と課題 |
メンテナンスの歴史,荒廃するアメリカ
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3週 |
構造物の機能と性能 |
安全性,使用性,美観・景観,耐久性
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4週 |
メンテナンスの基本 |
時間とともに低下する性能,メンテナンスの実践
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5週 |
コンクリート構造物の劣化と症状(1) |
コンクリートそのものの劣化と異常,鉄筋の異常
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6週 |
コンクリート構造物の劣化と症状(2) |
疲労,建設時の失敗による異常
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7週 |
鋼構造物の劣化と症状 |
塗装に発生する劣化,鋼材に発生する劣化
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8週 |
構造物点検の種類と方法 |
点検の目的,種類,作業の流れ,機材
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4thQ |
9週 |
コンクリート構造物の点検の方法 |
変状の種類,事例,詳細調査
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10週 |
コンクリート構造物の劣化予測 |
塩害,中性化
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11週 |
補修・補強とは |
性能の回復・増進,定義
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12週 |
コンクリート構造物の補修・補強 |
耐久性の回復,力学的性能の回復
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13週 |
鋼構造物の点検の方法 |
変状の種類,事例,詳細調査
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14週 |
鋼構造物の劣化予測 |
疲労曲線,疲労の蓄積,亀裂の予測
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15週 |
鋼構造物の補修・補強 |
補修工法と特徴
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |