財務諸表論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 財務諸表論
科目番号 0011 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 ビジネスコミュニケーション学専攻(ビジネスコニュニケーション学コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜指示する.
担当教員 安部 智博

到達目標

会計と経済・社会との結びつきをより深く理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現在,会計においても国際化が進んでおり国際会計基準の存在を無視することができなくなった.日本においては,日本基準,IFRS,修正国際基準,および米国基準が連結財務諸表作成において使用可能となっている.各基準には背景において考え方の違いや表面的な部分においても違いが生じている.その相違の背景を検討していく.
授業の進め方・方法:
試験60%,課題40%(レジュメ)で総合的に評価し,60点以上を合格とする.再試験は行わない.
注意点:
毎回,授業用のレジュメを作成してもらいます.試験はレジュメおよび自筆ノートの持込を認めます.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 会計の定義と領域 財務会計の機能と制度について理解する.
2週 財務会計の機能と制度 企業活動と複式簿記について理解する.
3週 会計基準の存在 企業会計原則,概念フレームワーク,個別基準,国際会計基準について理解する.
4週 基礎概念の検討 現金主義会計と発生主義会計の違いを説明できる.包括利益について理解する.
5週 流動資産 現金預金,有価証券,キャッシュフロー計算書の特徴を理解する.
6週 収益の認識 販売基準,生産基準,回収基準など収益認識の特徴を説明できる.
7週 資産と費用の関係 棚卸資産の取得原価と原価配分を理解する.
8週 有形固定資産 取得原価と減価償却を理解する.
2ndQ
9週 無形固定資産と繰延資産 無形固定資産,繰延資産の特徴を理解する.
10週 負債 負債の範囲,区分と引当金について説明できる.
11週 株主資本と純資産 純資産の構成,株主資本の確定について理解する.
12週 企業集団の会計 財務諸表の種類と体系を理解する.
13週 会計の国際化 連結決算と財務諸表の作成について理解する.
14週 外貨建取引 外貨建取引と為替予約について理解する.
15週 総括 これまでのまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力2020000040
専門的能力4020000060
分野横断的能力0000000