到達目標
①品質工学の基本を理解し,SN比を用いた機能性の評価ができること。
②直交表を用いたパラメータ設計によって最適条件を推定できること。
③品質工学における情報分析の概念を理解し,MT法により簡単なデータ解析ができること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
品質工学の基礎,SN比を用いた機能性評価について | 品質工学の基礎とSN比,機能性評価を理解し、実践することができる。 | 品質工学の基礎とSN比,機能性評価を理解している。 | 品質工学の基礎とSN比,機能性評価の概念を理解していない。 |
直交表とパラメータ設計について | 直交表を用いたパラメータ設計について理解し、実践することができる。 | 直交表を用いたパラメータ設計について理解している。 | 直交表を用いたパラメータ設計の概念を理解していない。 |
情報分析について | MT法の概念と計算法を理解し,実践することができる。 | MT法の概念を理解している。 | MT法の概念を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
多くの産業分野で導入されている品質工学の考え方を講義し,実習を通じて理解を深める。特に,定量的な比較評価を行う「機能性評価」,効率的な開発設計を行う「パラメータ設計」,多次元情報からのデータ分析を行う「MTシステム(Mahalanobis-Taguchi System)」について,製造業やエネルギー産業に関する実践事例を中心に概説する。
授業の進め方・方法:
定期試験を60%,課題やレポートを30%,実習への取り組みを10%として総合的に評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
品質工学の基本を理解し、適切な設計手法や解析手法を考えられるように努めること。
この科目では事前事後の学習として課題プリントや実習レポートを提出させる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
製品設計や生産における品質と市場での品質 品質工学の考え方
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2週 |
SN比 |
測定データのばらつきと二乗和の分解 静特性のSN比(望目,望小,望大特性)
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3週 |
SN比 |
動特性のSN比(ゼロ点比例式) エネルギー比型のSN比
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4週 |
機能性評価 |
機能性評価の概要,基本機能,誤差因子 SN比による機能性の比較
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5週 |
機能性評価 |
機能性評価の実習
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6週 |
機能性評価 |
機能性評価の実習
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7週 |
直交表 |
直交表を用いた実験計画 要因効果図による実験結果の分析
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8週 |
パラメータ設計 |
パラメータ設計の概要 基本機能,誤差因子と制御因子の関係
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2ndQ |
9週 |
パラメータ設計 |
パラメータ設計の実習
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10週 |
パラメータ設計 |
パラメータ設計の実習
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11週 |
MTシステム |
MTシステムの概要 MT法,単位空間,信号データ
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12週 |
MT法 |
MT法の数理 直交表を用いた単位空間の設計
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13週 |
MT法 |
MT法の実習
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14週 |
MT法 |
MT法の実習
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15週 |
総合演習 |
これまでの内容の総括
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 実習 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 10 | 0 | 0 | 40 |
専門的能力 | 40 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |