産業応用情報工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 産業応用情報工学
科目番号 0025 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業技術システム工学専攻(エネルギーシステム工学コース)(電気電子)(R4年度から) 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント等配布資料
担当教員 植 英規,山田 貴浩

到達目標

・現代社会と産業において情報技術がどのように応用されているか理解できる。
・講義するテーマの最先端の技術の内容、問題点等が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
リモートセンシングと空間計測技術各授業項目の内容を理解し、応用できる。 各授業項目の内容を理解している。 各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会と産業に関連する情報先端技術について、いくつかのテーマを取り上げ概説する。
この科目は、企業でコンピュータ設計を担当した教員がその経験を生かし、プログラム設計の限界等についての講義も行う。
授業の進め方・方法:
自学自習の認識方法--各分野の講義終了後レポート等を定期的に提出させる。この科目は学修単位科目のため、事前、事後の学習として、課題を提出させる。
評価方法 各分野ごとにレポートを提出させその成績により総合的に評価し、60点以上を合格とする。
再試験は実施しない。
注意点:
今回講義する情報工学分野の産業技術全体の中での位置づけ、その重要性、他産業との関連性をよく理解し、全体的な把握ができるように心がける。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 リモートセンシングと空間計測技術の概要 宇宙や上空からの空間計測の必要性について説明できる.
リモートセンシングの定義と特徴,地球環境に関する各種現象の計測法について説明できる.
2週 リモートセンシングの主な技術 可視・赤外センサ画像の種類と特徴,可視・赤外センサ画像の応用事例について説明できる.
合成開口レーダ(SAR)による地表観測の原理,多機能SARとその応用事例について説明できる.
3週 Webプラットフォームを用いた衛星画像解析(1) オンラインプラットフォームを用いて衛星画像の基本的な処理を行うことができる.
4週 Webプラットフォームを用いた衛星画像解析(2) オンラインプラットフォームを用いて衛星画像から得られる情報の時系列的な変動を調べることができる.
5週 ドローンを用いた空間計測技術(1) ドローンの分類や基礎事項について説明できる.
6週 ドローンを用いた空間計測技術(2) ドローンの飛行を制御する情報処理技術について説明できる.
7週 レーザスキャナによる3次元計測 レーザスキャナによる3次元計測の原理を説明できる.
産業界におけるレーザスキャナの応用事例について説明できる.
8週 医療における情報技術
医療情報システムの概要
2ndQ
9週 画像診断装置(1) X線CT装置,画像再構成
10週 画像診断装置(2) 医療用X線CTと産業用X線CT
11週 画像診断装置(3) 核医学モダリティ
ガンマカメラ,PET,SPECTの原理,画像再構成
12週 画像処理による診断支援(1) コンピュータ支援診断(CAD)の基礎
医用画像処理の基礎
13週 画像処理による診断支援(2) 医用画像処理の基礎
フィルタ処理,セグメンテーション,レジストレーション,特徴抽出
14週 画像処理による診断支援(3) 人工知能(AI)と画像診断
15週 総合演習 これまでの内容のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000