維持・管理工学

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 維持・管理工学
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業技術システム工学専攻(社会環境システム工学コース)(R4年度から) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 図説わかるメンテナンス土木・環境・社会基盤施設の維持管理(宮川豊章,森川英典,学芸出版社),配布プリント
担当教員 浅野 寛元

到達目標

①社会基盤施設の種類を把握し,それに関する維持・管理の重要性を理解する。
②維持・管理に関する考え方を理解する。
③構造物の劣化メカニズムと対策方法を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し,応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高度経済成長期を全盛期として集中的に社会基盤施設を整備してきたが,近年これらの施設の高齢化が進んであり,維持管理の重要性が高まっている。この授業では,コンクリート構造物および鋼構造物として橋梁を主な対象として,構造物の維持管理の方法について基本事項を中心に学ぶ。
授業の進め方・方法:
中間試験は実施しない。期末試験は90分間の試験を実施する。定期試験の成績を70%,自学自習の課題(レポート提出等)の成績を30%として総合的に評価し,100点満点で60点以上を合格とする。自学自習の確認方法:毎回の授業ごとに課題を提示するので,期限までに提出すること。
注意点:
準学士課程で材料学,コンクリート構造工学,コンクリート構造設計演習を履修していることが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 社会資本および維持管理の現状 社会資本および維持管理の現状の理解
2週 維持管理の技術基準・定義 維持管理の技術基準,定義,要求性能と変状の理解
3週 維持管理の方法(1) 維持管理の手順,点検の種類,評価,対策の理解
4週 維持管理の方法(2) 社会資本のアセットマネジメント
5週 社会資本のアセットマネジメント ライフサイクルコスト,構造物のマネジメントの理解
6週 コンクリート構造物の維持管理(1) 要求性能と変状の理解
7週 コンクリート構造物の維持管理(2) 調査方法の理解
8週 コンクリート構造物の維持管理(3) 劣化機構の推定および劣化予測の理解
4thQ
9週 コンクリート構造物の維持管理(4) 対策の理解
10週 コンクリート構造物の維持管理(5) 実例による変状推理・対策検討
11週 鋼構造物の維持管理(1) 鋼構造物の概要と要求性能の理解
12週 鋼構造物の維持管理(2) 変状,調査方法の理解
13週 鋼構造物の維持管理(3) 対策の理解
14週 鋼構造物の維持管理(4) 実例による変状推理・対策検討
15週 期末試験 90分の試験を実施
16週 学習したことの総括 期末試験答案用紙返却,解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000