財務諸表論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 財務諸表論
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 ビジネスコミュニケーション学専攻(ビジネスコミュニケーション学コース)(R4年度から) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜指示する.
担当教員 安部 智博

到達目標

会計と経済・社会との結びつきをより深く理解する.国際化への対応を射程に入れ,会計の全体像に関する理解を目指す.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現在,会計においても国際化が進んでいる.会計基準にはその考え方からもたらされる相違も存在し,現代的な課題となっている.その相違の背景を深く理解するため,会計に関連する概念の関連性に焦点を当てて検討していく.
授業の進め方・方法:
試験60%,課題40%(レジュメ)で総合的に評価し,60点以上を合格とする.再試験は行わない.
注意点:
毎回,授業用のレジュメを作成してもらいます.試験はレジュメおよび自筆ノートの持込を認めます.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション
財務会計の機能と制度について理解する.
企業会計原則,概念フレームワーク,個別基準,国際会計基準について理解する.
2週 基礎的な概念 財務報告に関する基礎的な概念を理解する.
3週 貸借対照表の変動 貸借対照表の構造および特徴について理解する.
4週 損益計算書と利益 損益計算書の構造と特徴について理解する.
5週 会計記録と会計システム 会計データの作成およびデータの流れについて理解する.
6週 収益と貨幣性資産の関連 現金主義会計と発生主義会計の違いを理解する.
収益の認識および測定について理解する.
7週 費用の認識と測定 費用の認識および測定について理解する.
8週 利益の算定 収益と費用の関係性,損益計算書と貸借対照表の連繋について理解する.
2ndQ
9週 棚卸資産と売上原価の関連 棚卸資産の取得原価と原価配分の関連を理解する.
10週 固定資産と減価償却の関連 固定資産と費用の関連性を理解する.
無形固定資産,繰延資産の特徴を理解する.
11週 負債と資本の会計 負債の区分と純資産の構成,株主資本の確定について理解する.
連結財務諸表の構造について理解する.
12週 キャッシュフロー計算書 キャッシュ・フロー計算書の特徴と意義を理解する.
貸借対照表と損益計算書との関係性を理解する.
13週 非営利組織の財務諸表 営利組織の財務諸表との違いを理解する.
14週 会計の国際化 会計の国際化とIFRSについて理解する.
15週 総括 これまでのまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力1010000020
専門的能力5030000080
分野横断的能力0000000