Global Life Science

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 Global Life Science
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際創造工学科 共通1年 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 適宜,プリント,web上のコンテンツを用いる。
担当教員 佐藤 桂輔,原 嘉昭,千葉 薫,久保木 祐生,ゴーシュ シュワパン

到達目標

1. 生物には共通性と多様性があることに気づき,細胞の働きによってすべての生物の生命活動が維持されていることを理解している。
2. DNAの構造と機能の概要を学習し,生物の特徴が遺伝子の働きによって決まることを理解している。
3. 我々がいる宇宙の構造・姿をイメージをもって理解している。
4. 宇宙探査に用いられている様々な技術の概要を理解している。
5. 惑星としての地球の特徴及び地球表層や内部に見られる地学的事象を理解している。
6. 地球の大気圏及び水圏での現象が太陽放射エネルギーを原動力としていることを理解している。
7. バイオームの概念を学習し,生物が多様な環境に適応して生活していることを理解している。
8. 生態系の成り立ちとその保全の重要性について理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生物には共通性と多様性があることに気づき,細胞の働きによってすべての生物の生命活動が維持されていることを理解し,説明することができる。生物には共通性と多様性があることに気づき,細胞の働きによってすべての生物の生命活動が維持されていることを理解している。生物には共通性と多様性があることに気づくことができず,細胞の働きによってすべての生物の生命活動が維持されていることを理解していない。
評価項目2DNAの構造と機能の概要を学習し,生物の特徴が遺伝子の働きによって決まることを理解し,説明することができる。DNAの構造と機能の概要を学習し,生物の特徴が遺伝子の働きによって決まることを理解している。DNAの構造と機能の概要についての学習が十分ではなく,生物の特徴が遺伝子の働きによって決まることを理解していない。
評価項目3我々がいる宇宙の構造・姿をイメージをもって理解し,わかりやすく説明することができる。我々がいる宇宙の構造・姿をイメージをもって理解している。我々がいる宇宙の構造・姿をイメージをもって理解できない。
評価項目4宇宙探査に用いられている様々な技術の概要を理解し,わかりやすく説明することができる。宇宙探査に用いられている様々な技術の概要を理解している。宇宙探査に用いられている様々な技術の概要を理解できない。
評価項目5惑星としての地球の特徴及び地球表層や内部に見られる地学的事象を理解し,わかりやすく説明することができる。惑星としての地球の特徴及び地球表層や内部に見られる地学的事象を理解している。惑星としての地球の特徴及び地球表層や内部に見られる地学的事象を理解できない。
評価項目6地球の大気圏及び水圏での現象が太陽放射エネルギーを原動力としていることを理解し,わかりやすく説明できる。地球の大気圏及び水圏での現象が太陽放射エネルギーを原動力としていることを理解している。地球の大気圏及び水圏での現象が太陽放射エネルギーを原動力としていることを理解していない。
評価項目7バイオームの概念を学習し,生物が多様な環境に適応して生活していることを理解し,説明することができる。バイオームの概念を学習し,生物が多様な環境に適応して生活していることを理解している。バイオームの概念の学習が十分ではなく,生物が多様な環境に適応して生活していることを理解していない。
評価項目8生態系の成り立ちとその保全の重要性について理解し,自分の行動について考えることができる。生態系の成り立ちとその保全の重要性について理解している。生態系の成り立ちとその保全の重要性について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
宇宙や地球の成り立ち,生物とそれを取り巻く地球環境を中心に,自然の事物・現象について理解し,人間と自然との関わりについて総合的な見方や考え方を養う。ライフサイエンス,アースサイエンス,スペースサイエンスの立場から,ものづくりに必要となる環境へ配慮する力を養う。
授業の進め方・方法:
授業は外国籍教員と日本人教員の2名体制で行い,講義や講義に用いる教材等は,できるだけ英語を用い,英語で科学を学ぶ力を養う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生物の特徴 生物の特徴を理解し説明できる。
2週 生物の多様性,生物の共通性と多様性の起源,生物の特性  生物の多様性,生物の共通性と多様性の起源,生物の特性を理解し説明できる。
3週 細胞の多様性,細胞の構造にみられる共通性   細胞の多様性,細胞の構造にみられる共通性を理解し説明できる。
4週 生物とエネルギー 呼吸,ミトコンドリアと葉緑体を理解し説明できる。 
5週 遺伝 遺伝子とその働きを理解し説明できる。
6週 遺伝子の構造とはたらき 遺伝現象と遺伝子,遺伝子の本体ーDNA,DNAの構造を理解し説明できる。
7週 中間試験
8週 宇宙の大きさ 地球,太陽,銀河,宇宙の大きさを理解し説明できる。
2ndQ
9週 ビックバン 宇宙の始まり,膨張する宇宙,光年,宇宙の終わりを理解し説明できる。
10週 恒星 恒星の誕生,恒星の種類,超新星爆発,静かな死,太陽を理解し説明できる。
11週 惑星 内太陽系惑星,外太陽系惑星,小惑星,準惑星,彗星を理解し説明できる。
12週 宇宙には他に何があるのか 天の川銀河,銀河,ブラックホール,宇宙人はいるのかを理解し説明できる。
13週 宇宙探査 ロケット工学,宇宙探査機,H-IIAロケット,はやぶさ,オポチュニティ,キュリオシティを理解し説明できる。
14週 国際宇宙ステーション 国際宇宙ステーション,無重力状態,宇宙服を理解し説明できる。
15週 期末試験
16週 総復習
後期
3rdQ
1週 (1)地球科学
 プレートテクトニクス
地球の内部構造,ウェゲナーの大陸移動説,プレートテクトニクスを理解し説明できる。
2週  地震 地震発生のしくみ,地震波,震源の決定を理解し説明できる。
3週  火山 火山噴火のしくみ,マグマ,火成岩を理解し説明できる。
4週 (2)地球の大気と海洋 大気の構造,気圧を理解し説明できる。
5週  大気の運動 地球の熱収支,大気の大循環を理解し説明できる。
6週  海水の運動 海洋の構造,海面に起こる波を理解し説明できる。
7週 中間試験
8週 バイオームの形成過程(森林の層構造),植生の遷移  植生の成り立ち,様々な植生,植生の遷移を理解し説明できる。
4thQ
9週 バイオームとその分布気候 気候とバイオームの関係を理解し説明できる。
10週 世界のバイオーム,日本のバイオーム 世界のバイオームと日本のバイオームの比較を理解し説明できる。
11週 生態系 生態系の成り立ち,食物連鎖を理解し説明できる。
12週 生態系のバランス 生態系における炭素の循環とエネルギーの流れを理解し説明できる。
13週 生態系の保全(1) 人間活動による生態系への影響を理解し説明できる。 
14週 生態系の保全(2) 人間活動による生態系への影響を理解し説明できる。
15週 期末試験
16週 総復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602000020100
基礎的能力602000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000