国語Ⅰ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 国語Ⅰ
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 国際創造工学科 共通1年 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 高等学校改訂版国語総合(第一学習社)/カラー版新国語便覧(第一学習社)
担当教員 加藤 文彬,平本 留理

到達目標

1、さまざまな文章の構成や展開、内容を読み取り、筆者のものの見方や感じ方、考え方を理解し、自分の考えを持つことができる。
2、言語感覚を磨き、相手の立場や考えを尊重しつつ、自らの考えを適切に表現することができる。
3、古典の基本的な知識を身につけ、伝統的な言語文化に対する興味・関心を持つことができる。   

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1筆者のものの見方や感じ方、考え方についての理解をもとに、自分や周りを見つめ直し、深く考えることができる。文章の構成や展開、内容をほぼ理解し、それについて自分の考えを持つことができる。文章の構成や展開が読み取れず、内容を全く理解することができない。
評価項目2相手の立場や考えを尊重し、より適切かつ的確に自らの考えを表現しようと追求することができる。相手の立場や考えを理解したうえで、自らの考えを表現することができる。相手の立場や考えを理解しようとせず、自分の考えだけを述べようとする。または、自分なりの考えを表現することができない。
評価項目3古典の知識をもとに、我が国の伝統的な言語文化に深い関心を持ち、自主的に調べたり、他国の文化との関係を考えたりすることができる。古典の基本的な事項を理解し、伝統的な言語文化に対する興味や関心を持つことができる。古典の基本的な事項を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代文・古典の総合的な学習を通して、基礎的な国語力、幅広い教養を身につけさせるとともに、思考力の伸長を図る。
授業の進め方・方法:
週の2時間は現代文、1時間は古典を学習する。いずれの授業においても、学生に意見を求めながら進めることを基本とし、適宜ペアワークやグループワークを取り入れる。
注意点:
わからない語についてはこまめに辞書を引いて意味を確認すること。提出物は期限を守ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 1年間の学習内容と目標、授業の進め方や評価の方法について理解することができる。
2週 (現代文)随想「驚くという才能」
(漢文)訓読入門
(現代文)本文の内容と著者の主張を理解することができる。
(漢文)漢文の基礎的事項と訓読の仕方を理解することができる。
3週 (現代文)随想「驚くという才能」
(漢文)訓読入門
(現代文)本文の内容と著者の主張を理解することができる。
(漢文)漢文の基礎的事項と訓読の仕方を理解することができる。
4週 (現代文)短歌「その子二十」
(漢文)「蛇足」
(現代文)短歌を鑑賞し、韻文ならではの表現を読み味わうことができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
5週 (現代文)短歌「その子二十」
(漢文)「漁夫之利」他
(現代文)短歌を鑑賞し、韻文ならではの表現を読み味わうことができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
6週 (現代文)短歌「その子二十」、短歌実作
(漢文)「漁夫之利」他
(現代文)短歌を鑑賞し、その世界観を自分なりの言葉で説明することができる。短歌を自分なりに詠むことができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
7週 中間試験 合格点を取る。
8週 (現代文)答案返却と解説/随想「交換は愉しい」 
(漢文)答案返却と解説
(現代文)間違えた箇所の正答を理解することができる。/本文の大まかな内容を理解することができる。
(漢文)間違えた箇所の正答を理解することができる。
2ndQ
9週 (現代文)随想「交換は愉しい」
(古文)「児のそら寝」
(現代文)本文の内容と筆者の主張を理解することができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
10週 (現代文)随想「交換は愉しい」
(古文)「児のそら寝」
(現代文)本文の内容と筆者の主張を理解することができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
11週 (現代文)評論「『文化』としての科学」
(古文)伊勢物語「筒井筒」
(現代文)本文の内容と論の展開、筆者の主張を理解することができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
12週 (現代文)評論「『文化』としての科学」
(古文)伊勢物語「筒井筒」
(現代文)本文の内容と論の展開、筆者の主張を理解することができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
13週 (現代文)評論「『文化』としての科学」
(古文)伊勢物語「筒井筒」
(現代文)本文の内容と論の展開、筆者の主張を理解することができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
14週 (現代文)評論「『文化』としての科学」
(古文)伊勢物語「筒井筒」
(現代文)本文の内容と論の展開、筆者の主張を理解することができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
15週 期末試験 合格点を取る。
16週 総復習 テストで間違えた箇所の正答を理解し、これまでの学習内容を振り返ることができる。
後期
3rdQ
1週 (現代文)小説「羅生門」
(漢文)論語
(現代文)本文を読み、大筋を理解することができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
2週 (現代文)小説「羅生門」
(漢文)論語
(現代文)本文の表現や、主題に対する理解を深めることができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
3週 (現代文)小説「羅生門」
(漢文)論語
(現代文)本文の表現や、主題に対する理解を深めることができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
4週 (現代文)小説「羅生門」
(漢文)十八史略「先従隗始」
(現代文)本文の表現や、主題に対する理解を深め、本文の解釈について自分の意見を伝えることができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
5週 (現代文)俳句「こころの帆」
(漢文)十八史略「先従隗始」
(現代文)俳句を鑑賞し、韻文ならではの表現の妙を理解することができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
6週 (現代文)俳句「こころの帆」
(漢文)十八史略「先従隗始」
(現代文)俳句を鑑賞し、韻文ならではの表現の妙を理解することができる。
(漢文)本文の正しい訓読の仕方と内容を理解することができる。
7週 中間試験 合格点を取る。
8週 (現代文)答案返却と解説/評論「『間』の感覚」
(漢文)答案返却と解説
(現代文)間違えた箇所の正答を理解することができる。/本文の大まかな内容を理解することができる。
(漢文)間違えた箇所の正答を理解することができる。
4thQ
9週 (現代文)評論「『間』の感覚」
(古文)「万葉集」
(現代文)本文の内容を読み取り、日本人特有の価値観や倫理観について理解することができる。
(古文)三大和歌集に収載される歌々を味読するとともに、和歌独自の修辞について理解することができる。
10週 (現代文)評論「『間』の感覚」
(古文)「万葉集」
(現代文)本文の内容を読み取り、日本人特有の価値観や倫理観について理解することができる。
(古文)三大和歌集に収載される歌々を味読するとともに、和歌独自の修辞について理解することができる。
11週 (現代文)評論「グローバリズムの『遠近感』」
(古文)「古今和歌集」
(現代文)本文の論点を理解し、筆者の主張を理解する。
(古文)三大和歌集に収載される歌々を味読するとともに、和歌独特の修辞について理解することができる。
12週 (現代文)評論「グローバリズムの『遠近感』」
(古文)「新古今和歌集」他
(現代文)本文の論点を理解し、筆者の主張を理解する。
(古文))三大和歌集に収載される歌々を味読するとともに、和歌独特の修辞について理解することができる。
13週 (現代文)評論「グローバリズムの『遠近感』」
(古文)奥の細道「立石寺」
(現代文)本文の論点を理解し、筆者の主張を理解するとともに、自分の考えを持つことができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
14週 (現代文)評論「グローバリズムの『遠近感』」
(古文)奥の細道「立石寺」
(現代文)本文の論点を理解し、筆者の主張を理解するとともに、自分なりの考えを表明することができる。
(古文)本文内容を正しく理解することができる。
15週 期末試験 合格点を取る。
16週 総復習 テストで間違えた箇所の正答を理解し、これまでの学習内容を振り返ることができる。

評価割合

試験提出物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000