概要:
一年次留学生を対象として日本語の授業である。
具体的には、次の4点を主に学習する。
(1)日本語の基本的知識を身に付ける。
(2)日本語を用いて、自分の考えや身の回りのことを表現できるようになる。
(3)日本語を用いて周囲の人とコミュニケーションが取れるようになる。
(4)日本語の学習を通して、日本の文化や習慣を理解することができる。
授業の進め方・方法:
(1)授業の内容の進め方:教科書に沿って進める。副教材(トピックや聴解用教材等)も随時活用する。
(2)授業の方法:対話形式で行う。プレゼンテーション練習等も含む。
注意点:
外国人留学生に対して開講する科目です。
学生の状況によっては、教科書や授業内容を変更する。
前期・後期の試験結果(80%)と、発表状況(10%)、出席状況と課題提出状況(10%)によって、総合的に評価する。
60点以上を合格とする。
必要に応じて再試験を行う。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
前期オリエンテーション ひらがな・カタカナの確認 みんなの日本語1課~6課の内容確認 |
ひらがな・カタカナが言え、書くことができる。 1課~6課までの内容が理解できている。
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2週 |
みんなの日本語7課~12課の内容確認 |
7課~12課までの内容が理解できている。
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3週 |
みんなの日本語初級、13課、14課 基礎漢字学習
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・欲しい物、したいことが伝えられる。 ・移動の目的が言える。 ・簡単な指示、依頼、勧め、申し出ができる。 ・今何をしているか言える。
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4週 |
みんなの日本語初級 15課、16課 基礎漢字学習
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・許可を求めることができる。 ・禁止されていることがわかる。 ・家族や仕事など、身近な話題について話せる。 ・日常生活の行動を順を追って話せる。 ・人や物、場所などについて簡単な描写説明ができる。
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5週 |
みんなの日本語初級 17課、18課 基礎漢字学習
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・規則や禁止事項が理解できる。 ・しなければならないこと、する必要のないことが確認できる。 ・できること、できないこと、趣味について簡単に話せる。 ・行為や出来事の時間的な前後関係が言える。
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6週 |
みんなの日本語初級 19課、20課 基礎漢字学習
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・経験の有無が言える。 ・物事の状況の変化が言える。 ・普通形が作れる。 ・文の丁寧体、普通体の違いがわかる。 ・親しい人と簡単な普通体の会話ができる。
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7週 |
中間試験 |
みんなの日本語初級(13課~20課)確認テスト
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8週 |
みんなの日本語初級 21課、22課 基礎漢字学習 |
・簡単な意見・感想・予想が言える。 ・人の発言をほかの人に伝えることができる。 ・相手に確認したり、同意を求めたりすることができる。 ・連体修飾を使って、人や物のより詳しい描写、説明ができる。
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2ndQ |
9週 |
みんなの日本語初級 23課、24課 基礎漢字学習 |
・どんなときにどんな行動をするか、あるいはしたかで説明できる。 ・簡単な機械の使い方や道順などが聞いてわかる。 ・物の授受について話す。 ・恩恵を与えたり受けたりしたことを表現できる。
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10週 |
みんなの日本語初級 25課、26課 基礎漢字学習 |
・あることを仮定して、その条件の下での判断、決定などが言える。 ・相手の状況についての説明を求めたり、自分の状況やその理由を説明したりすることができる。 ・理由や事情を説明して、丁寧な依頼ができる。 ・理由や事情を説明して、助言や指示を求めることができる。
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11週 |
みんなの日本語初級 27課、28課 基礎漢字学習 |
・できること、できないことが言える。 ・見える、聞こえるなどの状態が言える。 ・同時に行われる継続的な動作が言える。 ・日常の習慣的な行為が言える。 ・複数の理由を並べて述べることができる。
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12週 |
みんなの日本語初級 29課、30課 基礎漢字学習 |
・事物の状態が描写できる。 ・行為を完了する。あるいは完了したことが述べられる。 ・不都合な事態について残念、遺憾に思う気持ちが表現できる。 ・事物の状態について述べることができる。 ・準備など、将来のために前もってしておくことが述べられる。
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13週 |
みんなの日本語初級 31課、32課 基礎漢字学習 |
・自分の意志や計画していることが述べられる。 ・予定が説明できる。 ・忠告や助言ができる。 ・推量したことを確実さの程度によって言い表せる。
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14週 |
みんなの日本語初級 33課、34課 基礎漢字学習 |
・指示、命令を理解することができる。 ・伝言したり、人の発言を伝えたりすることができる。 ・動作や作業を行うときの基準や規範を示すことができる。 ・二つの動作の前後関係を言い表せる。 ・ある動作をどのような状態で行うかを説明することができる
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15週 |
期末試験 |
みんなの日本語初級(21課~34課)確認テスト
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16週 |
みんなの日本語初級 35課、36課 基礎漢字学習 |
・ある事柄が実現するために必要な仮定条件を述べることができる。 ・ある条件下での判断を述べたり、助言や指示を求めたりすることができる。 ・到達目標や努力目標を述べることができる。 ・人の能力及び物事の状況の変化を述べることができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
後期オリエンテーション みんなの日本語初級 37課、38課 基礎漢字学習 |
・人から受けた行為や迷惑に感じた体験を受身表現を使い、話者の視点から話せる。 ・物事の状況や事実を受身表現を使って説明できる。 ・ある行為についての感想、評価、好き嫌い、上手下手などが述べられる。 ・するべきことをし忘れたということが言える。 ・情報を知っているかどうか確かめられる。 ・伝えたいことを強調して伝えられる。
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2週 |
みんなの日本語初級 39課、40課 基礎漢字学習 |
・ある事柄が原因で、その結果としてある感情や事態が生じたことを説明できる。 ・丁寧に理由を述べたり、弁解したり、事情を説明したりすることができる。 ・疑問文を文の一部に組み込んで、疑問に思っていることについての感想、判断またはそれに基づく行動が表明できる。 ・やってみようと思うことが言える。
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3週 |
みんなの日本語初級 41課、42課 基礎漢字学習 |
・上下や親疎の関係をわきまえた授受表現を使うことができる。 ・丁寧な依頼ができる。 ・行為の目的や目的を達成するためにすることを表明できる。 ・物の用途、評価が述べられる。 ・何かをするのに必要な時間、経費が言える。
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4週 |
みんなの日本語初級 43課、44課 基礎漢字学習 |
・動作や程度が度を越し、好ましくない状態になったことが言える。 ・物を使用する際の難易度を示すことによって、その物の評価が表せる。 ・自分の選択、決定を伝えることができる。
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5週 |
みんなの日本語初級 45課、46課 基礎漢字学習 |
・ある事態を想定し、その対処の仕方を述べることができる。 ・期待外れの結果に対する話し手の意外感や不満の気持ちを表すことができる。 ・動作の段階を述べることによって、事態や状況を説明することができる。 ・動作が終了してからあまり時間がたっていないという気持ちを表すことができる。 ・話し手が確信していることが述べられる。
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6週 |
みんなの日本語初級 47課、48課 基礎漢字学習 |
・他から得た情報をそのまま伝えることができる。 ・自分の五官でとらえたその場の状況から判断されることが述べられる。
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7週 |
中間テスト |
みんなの日本語初級(35課~48課)確認テスト
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8週 |
みんなの日本語初級 49課、50課 基礎漢字学習 |
・「上下」「親疎(ウチ・ソト)」の人間関係に基づく尊敬語の表現を理解し、適切に使うことができる。 ・「上下」「親疎(ウチ・ソト)」の人間関係に基づく敬語全体の体系を理解し、謙譲語を適切に使うことができる。
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4thQ |
9週 |
初級総復習(JLPT対策) |
JLPT練習問題を練習し、理解する。
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10週 |
みんなの日本語中級 1課、2課 基礎漢字学習 |
・頼みにくいことを丁寧に頼む。 ・感謝の気持ちを表す。 ・わからない言葉の意味を聞いて、どうすればいいかを確認する。
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11週 |
みんなの日本語中級 3課、4課 基礎漢字学習 |
・事情を説明して、丁寧に謝る。 ・丁寧に変更をお願いする。 ・伝言を頼む、受ける。 ・留守番電話に伝言を残す。
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12週 |
みんなの日本語中級 5課、6課 基礎漢字学習 |
・行き方を尋ねる、教える。 ・道順を尋ねる、教える。 ・許可を得たいと申し出る。 ・交渉して許可を得る。
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13週 |
みんなの日本語中級 7課、8課 基礎漢字学習 |
・喜んで誘いを受ける。 ・理由を言って丁寧に断る。 ・人や物の様子を詳しく説明する。
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14週 |
みんなの日本語中級 9課、10課 基礎漢字学習 |
・買いたいものについての希望や条件を伝える。 ・違いを比較し、買いたいものを選ぶ。 ・誤解されたことに冷静に対応する。
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15週 |
期末試験 |
みんなの日本語初級(49課、50課)及び中級(1課~10課)確認テスト
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16週 |
総復習(JLPT対策) |
・総合問題を解く
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