概要:
一年次留学生を対象として日本語の授業である。
具体的には、次の4点を主に学習する。
(1)日本語の基本的知識を身に付ける。
(2)日本語を用いて、自分の考えや身の回りのことを表現できるようになる。
(3)日本語を用いて周囲の人とコミュニケーションが取れるようになる。
(4)日本語の学習を通して、日本の文化や習慣をある程度理解することができる。
授業の進め方・方法:
(1)授業の内容の進め方:教科書に沿って進める。副教材(トピックや聴解用教材等)も随時活用する。
(2)授業の方法:教科書に沿いながら、適宜、ニュース教材や教科学習の内容に応じた文章読解やディスカッションを実施する。
注意点:
留学生に対して開講する科目である。
学生の状況によっては、教科書や授業内容を変更する。
前期・後期の試験結果(80%)と、発表状況(10%)、出席状況と課題提出状況(10%)によって、総合的に評価する。
60点以上を合格とする。
必要に応じて再試験を行う。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ひらがな・カタカナ/教室・学校で使う語彙の確認 みんなの日本語26課・27課 復習/初級漢字 ウォーミングアップ1・2、第1課、第2課 |
来日前予備教育で学習した内容が理解できており、運用することができる。日本語の会話表現を使って今、できること、できないことについて、まとまりのある内容を話すことができる。
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2週 |
みんなの日本語28課・29課 復習/初級漢字 第3課、第4課、 |
同時に二つの動作をすることが表現でき、複数の動作や理由を表現することができる。自動詞・他動詞の違いを理解し、適切に表現することができる。
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3週 |
みんなの日本語30課・31課 復習/初級漢字 第5課、第6課 |
自動詞・他動詞の違いを理解し、適切な表現で、物事の状態を説明することができる。準備や予定、計画について表現することができる。
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4週 |
みんなの日本語32課・33課 復習/初級漢字 第7課、第8課 |
助言・アドバイスや禁止・してはいけないことを相手に伝えたり、推量や可能性の表現を使って説明することができる。
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5週 |
みんなの日本語34課・35課 復習/初級漢字 第9課、第10課 |
二つの動作の前後関係を表現することができ、動作をおこなう状態を説明することができる。仮定条件を理解し、表現することができる。
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6週 |
みんなの日本語36課・37課 復習/初級漢字 第11課、第12課 |
自分の到達目標や努力目標について説明することができる。能力や物事の状況の変化について表現できる。また人から受けた行為や迷惑に感じた体験を、話者の視点から表現でき、物事の状況や事実を受身表現を使って説明できる。
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7週 |
総まとめ/文法・聴解・漢字
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
中間試験振り返り みんなの日本語38課 復習/初級漢字 第11課、第12課 |
ある行為についての自分の考えが表現でき、伝えたいことを強調して伝えられる。
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10週 |
みんなの日本語39課・40課 復習/初級漢字 第13課、第14課 |
ある事柄の因果関係として、その結果生じた感情や事態の詳細について説明できる。丁寧に理由を述べたり、弁解したり、事情を説明したりすることができる。
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11週 |
みんなの日本語41課・42課 復習/初級漢字 第15課、第16課 |
他者との関係に応じた授受表現を使うことができる。また丁寧な依頼ができる。行為の目的や目的達成のためにすることを表明できる。
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12週 |
みんなの日本語43課・44課 復習/初級漢字 第17課、第18課 |
物事の外観から、その変化の見通しや状態・性質を推察して表現できる。動作や程度が度を越し、好ましくない状態になったことが表現できる。物を使用する際の難易度を示すことによって、その場の評価が述べられる。
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13週 |
みんなの日本語45課・46課 復習/初級漢字 第17課、第18課 |
ある事態を想定し、その対処のし方を述べることができる。期待はずれの結果に対する意外感や不満の気持ちを表すことができる。動作の段階を述べることによって、事態や状況を説明することができる。
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14週 |
みんなの日本語47課・48課 復習/初級漢字 第19課、第20課 |
他者から得た情報をそのまま伝えることができる。 その場の状況や自分の感覚から判断されることが説明できる。自分よりも下位の人への行為の強制や許可・容認を表すことができる。丁寧な許可を求めることができる。
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15週 |
みんなの日本語49課・50課 復習/初級漢字 第21課、第22課 |
敬語を適切に使い、目上の人や初対面の人に話しかけ たり、メールを送ったりすることができる。
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16週 |
期末試験 期末試験振り返り |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
中級へ行こう 第1課 中級漢字/第1課・第2課
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代表例を表す表現や理由・原因を列挙する表現を使い、自国の文化・社会について説明することができる。
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2週 |
中級へ行こう 第2課 中級漢字/第3課、第4課 |
自動詞・他動詞の使い分けができる。 自然災害に関して、既習の語彙や表現を使って、疑問に思うことを問いかけたり、表現したりすることができる。
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3週 |
中級へ行こう 第3課 中級漢字/第5課、第6課 |
自分が子どもだったころについて、「~ばかりいる」「ほしがる・~たがる」「つい~てしまう」などの表現を用いながら説明することができる。比喩表現を理解し、表現できる。
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4週 |
中級へ行こう 第4課 中級漢字/第7課、第8課 |
データや表からわかることについて、これまでの変化・今後の推移等について説明することができる。比較表現を使い、物事の程度について述べることができる。
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5週 |
中級へ行こう 第5課 中級漢字/第9課、第10課 |
説明的な文章を読み、連用中止や名詞化された形容詞などの表現が理解できる。「もの・こと」を使った表現が理解できる。
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6週 |
中級へ行こう 第6課 中級漢字/第11課、第12課 |
原因・理由を表す表現が理解できる。同じ状態が変わらず続く状態の表現を使って、自分や身の回りの状況が説明できる。
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7週 |
総まとめ/文法・読解・聴解・漢字
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
中級へ行こう 第7課 中級漢字/第13課、第14課 |
二つの動作を比較する表現や、条件表現を使うことができる。
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10週 |
中級へ行こう 第8課 中級漢字/第15課、第16課 |
ある期間に行われる動作や出来事について表現することができる。部分否定のさまざまな表現を理解し、運用することができる。
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11週 |
中級へ行こう 第9課 中級漢字/第17課、第18課 |
一方の変化に伴って他方も変化することが表現できる。
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12週 |
中級へ行こう 第10課 中級漢字/第19課、第20課 |
社会の中で一般的に当然・妥当だとされることが表現できる。
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13週 |
総まとめ/文法・読解・聴解・漢字 中級漢字/第21課、第22課 |
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14週 |
プロジェクトワーク(1) ガイダンス |
15分程度の報告を想定し、自国と日本との比較を報告するプレゼンテーションを作成する。作成は協働作業として実施し、二人で相談しながら、構成を考え、最終的にはホームルームクラスで発表する。
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15週 |
プロジェクトワーク(2) 作業 |
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16週 |
期末試験 プロジェクトワーク(3) 発表 |
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