日本事情Ⅱ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 日本事情Ⅱ
科目番号 0015 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 共通1年 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 参考書:伊藤光晴ほか『高校現代社会 新訂版』実教出版 / 『高校現代社会 新訂版 演習ノート』実教出版
担当教員 未 定

到達目標

広い視野に立って、現代の社会について主体的に考察させ、理解を深めさせるとともに、人間としての在り方生き方についての自覚を育て、民主的、平和的な国家・社会の有為な形成者として必要な公民としての資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
政治的分野民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について自らの理解を述べることができる。民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について正しく解できる。民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について正しく理解できない。
経済的分野資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について自らの理解を述べることができる。資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について正しく理解できる。資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について正しく理解できない。
倫理的分野哲学者の思想に触れ、好ましい社会と人間のかかわり方について、自らの理解を述べることができる。哲学者の思想に触れ、好ましい社会と人間のかかわり方について、正しく理解できる。哲学者の思想に触れ、好ましい社会と人間のかかわり方について、正しく理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
広い視野に立って、民主主義の本質に関する理解を深めさせ、現代における政治、経済、国際関係などについて客観的に理解させるとともに、それらに関する諸課題について主体的に考察させ、公正な判断力を養い、良識ある公民として必要な能力と態度を育てる。
授業の進め方・方法:
成績の評価は、課題・プレゼンテーション100%で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
外国人留学生に対して開講する科目です。
集中講義で実施する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人権保障の発展と現代社会(1) 社会契約説と法の支配について正しく理解できる。
2週 経済社会の形成と変容(1) 資本主義経済の成立と変遷について正しく理解できる。
3週 人権保障の発展と現代社会(2) フランス人権宣言後の人権の歴史的発展について正しく理解できる。
4週 経済社会の形成と変容(2) 様々な経済体制の形成と変容について正しく理解できる。
5週 国民主権と民主主義の発展(1) 議会制民主主義の基本原理について正しく理解できる。
6週 市場のしくみ(1) 3つの経済主体・需要供給の法則について正しく理解できる。
7週 国民主権と民主主義の発展(2) 世界の様々な政治制度について正しく理解できる。
8週 市場のしくみ(2) 市場の寡占化・市場の失敗について正しく理解できる。
2ndQ
9週 日本国憲法の成立(1) 明治憲法と日本国憲法の比較が出来る。
10週 現代の企業(1) 様々な企業の形態とその特徴について正しく理解できる。
11週 日本国憲法の成立(2) 日本国憲法の成り立ちと基本原理について正しく理解できる。
12週 現代の企業(2) 企業の社会的責任について正しく理解できる。
13週 タイと日本の比較 タイと日本の比較
14週 タイと日本の比較 タイと日本の比較
15週 平和主義と日本の安全(1) 日本国憲法の平和主義について正しく理解できる。
16週 経済成長と景気変動(1) GDPやGNIについて正しく理解できる。
後期
3rdQ
1週 平和主義と日本の安全(2) 日米安保と自衛隊について正しく理解できる。
2週 経済成長と景気変動(2) 経済成長と景気循環について正しく理解できる。
3週 基本的人権の保障(1) 基本的人権の性格、平等権と自由権について正しく理解できる。
4週 金融機関の働き(1) 金融の役割と金融市場について正しく理解できる。
5週 基本的人権の保障(2) 社会権、参政権、請求権について正しく理解できる。
6週 金融機関の働き(2) 中央銀行の働きと金融政策について正しく理解できる。
7週 人権の広がり(1) 環境権などの新しい人権について正しく理解できる。
8週 政府の役割と財政・租税(1) 政府の経済的な役割について正しく理解できる。
4thQ
9週 人権の広がり(2) 人権の国際的保障について正しく理解できる。
10週 政府の役割と財政・租税(2) 国債・財政危機と財政再建・地方財政について正しく理解できる。
11週 タイと日本の比較 タイと日本の比較
12週 タイと日本の比較 タイと日本の比較
13週 ギリシアの思想
社会保障(1)
プラトン的理想主義とアリストテレス的現実主義について正しく理解できる。
社会保障制度の成り立ちと日本における現状について正しく理解できる。
14週 人間の尊厳
社会保障(2)
経験論的帰納法と合理論的演繹法について正しく理解できる。
社会保障制度の課題について正しく理解できる。
15週 プレゼンテーション準備
16週 プレゼンテーション

評価割合

試験課題・プレゼンテーション合計
総合評価割合0100100
基礎的能力0100100
専門的能力000
分野横断的能力000