世界史

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 世界史
科目番号 0034 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(機械コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『詳説世界史』山川出版社
担当教員 大島 美智子

到達目標

・ 歴史の基礎概念について正しく理解する
・ 西洋史を中心に政治・経済の変化を理解する
・ 近現代史の基本概念について正しく理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
歴史の基礎概念歴史の基礎概念について正しく説明できる歴史の基礎概念について正しく理解できている歴史の基礎概念について正しく理解できていない
西洋史の政治・経済の変化西洋史の政治・経済の変化について正しく説明できる西洋史の政治・経済の変化について正しく理解できている西洋史の政治・経済の変化について正しく理解できていない
近現代史の基本概念近現代史の基本概念について正しく説明できる近現代史の基本概念について正しく理解できている近現代史の基本概念について正しく理解できていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代世界の政治や経済のしくみは、歴史的脈絡の中で形成されて、現在のかたちに至ったものです。ですから、現行の政治や経済のしくみを正しく理解するためには、過去にさかのぼってその成立過程を知り、先行する過去のシステムと何が異なっているかを比較検討出来なければなりません。この授業では、それぞれの産業革命による経済システムや政治との関係に焦点を合わせます。
授業の進め方・方法:
成績の評価は、定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
この科目を正しく習得するためには、忘れる前に要点復習する習慣付けが必要です。授業終了後にノートを見直し、よく復習しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 歴史概論 時代区分・歴史用語の基本を理解する
2週 古代史概論(1) ギリシアの古代民主政の発展と衰退について理解する
3週 古代史概論(2) ローマ市民権の拡大に伴う共和政から帝政への変化と経済の変化を理解する
4週 中世史概論(1) 地中海世界からヨーロッパ大陸内部へ政治の中心を移し、封建社会か成立したことを理解する
5週 中世史概論(2) 封建社会の変容と中央集権化への変化の過程を理解する
6週 キリスト教の歴史 ヨーロッパでのキリスト教の果たした政治的・文化的意義について理解する
7週 中間試験
8週 中間試験の解答と解説
2ndQ
9週 近世史概論(1) ルネサンス・宗教改革の歴史的意義を理解する
10週 近世史概論(2) 15~17世紀に,地方分権から中央集権国家成立の背景を理解する
11週 近代史(1) 産業革命について理解する
12週 近代史(2) アメリカ・フランスでの市民革命について歴史的意義・共通点などを理解する
13週 近代史(3) 19世紀ヨーロッパのウィーン体制からナショナリスムの展開を理解する
14週 近代史(4) アメリカ合衆国の発展を領土拡大と南北戦争を通して理解する
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説
後期
3rdQ
1週 帝国主義(1) 第二次産業革命について理解する
2週 帝国主義(2) 列強の世界分割にいたる国内事情を含めての経過を理解する
3週 第一次世界大戦と世界の変容(1) 第一次世界大戦の原因・影響を多面的に理解する
4週 第一次世界大戦と世界の変容(2) ロシア革命とヴェルサイユ体制について理解する
5週 第一次世界大戦と世界の変容(3) 1920年代の混乱から国際協調へと変化する経緯を理解する
6週 第一次世界大戦と世界の変容(4) 1920年代のソ連とアメリカのそれぞれの国内情勢を理解する
7週 中間試験
8週 中間試験の解答と解説
4thQ
9週 第二次世界大戦と新しい国際秩序の形成(1) 世界恐慌とヴェルサイユ体制の崩壊を理解する
10週 第二次世界大戦と新しい国際秩序の形成(2) ファシズム諸国の台頭と他国に与えた影響について理解する
11週 第二次世界大戦と新しい国際秩序の形成(3) ヨーロッパにおける第二次世界大戦の展開から終戦までの経緯を理解する
12週 第二次世界大戦と新しい国際秩序の形成(4) 戦後国際秩序がいかなる構想のもとで形成され,また東西ヨーロッパ分断の経緯を含めて理解する
13週 冷戦から今日の世界 米ソそれぞれの同盟網の広がりや核開発競争の経緯を理解する
14週 冷戦から今日の世界 1960年代,米ソ代理戦争としてのベトナム戦争の性格や,ヨーロッパにおける緊張緩和を理解する。
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説
今日の世界(3)
冷戦後のグローバリズムについて理解する

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100
専門的能力00
分野横断的能力00