人間と世界Ⅱ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 人間と世界Ⅱ
科目番号 0061 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(機械コース) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 テキストは用いず、適宜資料を配布する。
担当教員 平本 留理

到達目標

①「説話」という分野や主な説話集について、おおむね説明できる。
②個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取り、それについて自分なりの考えを持つことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「説話」という分野や主な説話集について、正確に説明できる。「説話」という分野や主な説話集について、おおむね説明できる。「説話」という分野や主な説話集について、ほとんど説明できない。
評価項目2個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取り、現代に生きる我々の思想とのつながりについて深く考えることができる。個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取り、それについて自分なりの考えを持つことができる。個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取ることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
主に中世の説話を読みながら、当時の文化や人々のものの見方・考え方に触れ、現代に生きる我々の思想とのつながりについて考える。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行う。題材は古典であるが、現代語訳で読むことを基本とする。次週の授業で取り上げる説話のプリントをあらかじめ配布したり、次週取り扱う内容に関する課題を出したりするので、予習として取り組むこと。この授業では「講義の内容を覚える」のではなく、その内容を通じて「自分はどう考えるのか」を大事にしてほしいので、復習時にその都度自分の考えをまとめておくことが望ましい。
注意点:
辞書や国語便覧などがあると、理解の助けになるかと思われる。プリントやノート、課題は予習・復習時に各自整理しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 1年間の講義の概要および学習の進め方について理解する。
2週 説話とは何か 「説話」という用語やそれが示す分野の領域について理解する。
3週 説話集の諸相(1) 説話集の起こりや各説話集の特徴について、その概要を理解する。
4週 説話集の諸相(2) 各説話集の特徴について、その概要を理解する。
5週 神々の話(1) 日本の神々にまつわる説話を読み、宗教観やそれが与えた影響について考える。
6週 神々の話(2) 日本の神々にまつわる説話を読み、宗教観やそれが与えた影響について考える。
7週 中間試験
8週 答案返却と解説/仏教にまつわる話(1) 間違えた箇所の正答を理解する。/仏教にまつわる説話を読み、神と仏との関係性や仏教特有の思想について理解を深める。
2ndQ
9週 仏教にまつわる話(2) 仏教にまつわる説話を読み、神と仏との関係性や仏教特有の思想について理解を深める。
10週 仏教にまつわる話(3) 仏教にまつわる説話を読み、神と仏との関係性や仏教特有の思想について理解を深める。
11週 仏教にまつわる話(4) 仏教にまつわる説話を読み、神と仏との関係性や仏教特有の思想について理解を深める。
12週 人ならざるものの話(1) 鬼や天狗、妖怪など、人外のものの説話を読み、それらに対する当時の人々の見方・考え方について理解する。
13週 人ならざるものの話(2) 鬼や天狗、妖怪など、人外のものの説話を読み、それらに対する当時の人々の見方・考え方について理解する。
14週 人ならざるものの話(3) 鬼や天狗、妖怪など、人外のものの説話を読み、それらに対する当時の人々の見方・考え方について理解する。
15週 期末試験
16週 総復習 前期の内容を振り返る。
後期
3rdQ
1週 時代を表す話(1) 中世という時代の様相を伝える説話を読み、当時の世相や時代特有の思想について理解を深める。
2週 時代を表す話(2) 中世という時代の様相を伝える説話を読み、当時の世相や時代特有の思想について理解を深める。
3週 時代を表す話(3) 中世という時代の様相を伝える説話を読み、当時の世相や時代特有の思想について理解を深める。
4週 著名人・偉人の話(1) 偉業を成し遂げた人物や、歴史の表舞台で活躍した人物にまつわる説話を読み、彼らの姿がどのように伝えられているのか理解を深める。
5週 著名人・偉人の話(2) 偉業を成し遂げた人物や、歴史の表舞台で活躍した人物にまつわる説話を読み、彼らの姿がどのように伝えられているのか理解を深める。
6週 著名人・偉人の話(3) 偉業を成し遂げた人物や、歴史の表舞台で活躍した人物にまつわる説話を読み、彼らの姿がどのように伝えられているのか理解を深める。
7週 中間試験
8週 答案返却と解説/庶民の話(1) 間違えた箇所の正答を理解する。/庶民たちの様相を伝える説話を読み、当時の人々の姿やものの見方・考え方について理解を深める。
4thQ
9週 庶民の話(2) 庶民たちの様相を伝える説話を読み、当時の人々の姿やものの見方・考え方について理解を深める。
10週 庶民の話(3) 庶民たちの様相を伝える説話を読み、当時の人々の姿やものの見方・考え方について理解を深める。
11週 庶民の話(4) 庶民たちの様相を伝える説話を読み、当時の人々の姿やものの見方・考え方について理解を深める。
12週 庶民の話(5) 庶民たちの様相を伝える説話を読み、当時の人々の姿やものの見方・考え方について理解を深める。
13週 まとめ(1) 中世という時代に生きた人々の姿や価値観にふれ、現代に生きる我々との考え方の相違や類似について考える。
14週 まとめ(2) 中世という時代に生きた人々の姿や価値観にふれ、現代に生きる我々との考え方の相違や類似について考える。
15週 期末試験
16週 総復習 後期の内容を振り返る。

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000