経済概論

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 経済概論
科目番号 0065 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(機械コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材
担当教員 坂本 祐輝,未 定,田村 歩

到達目標

エンジニアに要求される最低限度の経済知識と経済感覚を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
経済学史様々な経済思想についてその概要を正しく説明できている。様々な経済思想についてその概要を正しく理解できている。様々な経済思想についてその概要を正しく理解できていない
簿記複式簿記の概要について正しく計算できる。複式簿記の概要について正しく理解できている。複式簿記の概要について正しく理解できていない。
ミクロ経済理論市場メカニズムとその限界について、無差別曲線理論等の十分な理解を基に的確に説明できる。市場メカニズムとその限界について、概要を説明できる。市場メカニズムとその限界について、概要を説明できない。
マクロ経済理論GDPと利子率の決定メカニズムを、45度分析等の十分な理解を基に的確に説明できる。GDPと利子率の決定メカニズムについて、概要を説明できる。GDPと利子率の決定メカニズムについて、概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
グローバル化で素材や部品の国際調達が進み、海外からの仕事の受注も日常茶飯事となった結果、エンジニアにも最低限の経済と経営の感覚が要求される時代になりました。この授業では、日常生活を通じて起こっている身近な話題を取り上げつつ、経済の仕組みを学びます。
授業の進め方・方法:
田村が経済学史を担当します。
坂本が簿記を担当します。
箱山が経済理論を担当します。
注意点:
この授業は半期終了科目です。前期と後期に同じ内容で開講します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 経済学史(1)/田村
会計(1)/坂本
・古典派以前の経済思想と古典派について説明できる
・会計の役割と現状について説明できる
2週 経済学史(2)/田村
会計(2)/坂本
・歴史学派について説明できる
・複式簿記の仕組みについて説明できる
3週 経済学史(3)/田村
会計(3)/坂本
・マルクス・制度学派について説明できる
・複式簿記の仕組みについて説明できる
4週 ミクロ経済理論(1)市場メカニズム/箱山 ・市場の価格調整メカニズムを説明できる
・弾力性の概念の理解を基に、「豊作貧乏」等の身近な経済現象を説明できる
5週 ミクロ経済理論(2)消費、生産の理論/箱山 ・無差別曲線理論の理解を基に、家計の最適な消費行動のあり方を説明できる
・各種の費用・収入概念の理解を基に、企業の最適な生産量の決定原理を説明できる
6週 ミクロ経済理論(3)市場の失敗/箱山 ・公共財や外部性、不完全情報等の概念の理解を基に、市場メカニズムが機能する条件を説明できる
7週 中間試験
8週 中間試験の解説
4thQ
9週 経済学史(4)/田村
原価計算(1)/坂本
・限界経済学について説明できる
・原価計算方法について説明できる
10週 経済学史(5)/田村
原価計算(2)/坂本
・ケインズ経済学について説明できる
・原価計算方法について説明できる
11週 経済学史(6)/田村
管理会計/坂本
・ケインズ以降の新しい経済学について説明できる
・意思決定会計について説明できる
12週 マクロ経済理論(1)GDP/箱山 ・GDPとは何かについて、物価との関わりも含め、説明できる
13週 マクロ経済理論(2)有効需要の原理/箱山 ・45度分析を通じ、GDPの決定メカニズムや、インフレ/デフレギャップといった概念を説明できる
14週 マクロ経済理論(3)利子率の決定メカニズム/箱山 ・信用乗数や債券利回り等の理解を基に、利子率の決定メカニズムを説明できる。
15週 (期末試験)
16週 総復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000