人間と世界Ⅱ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 人間と世界Ⅱ
科目番号 0067 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(機械コース) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 テキストは用いず、適宜資料を配布する。
担当教員 平本 留理

到達目標

①「説話」という分野や主な説話集について、おおむね説明できる。
②個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取り、それについて自分なりの考えを持つことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「説話」という分野や主な説話集について、正確に説明できる。「説話」という分野や主な説話集について、おおむね説明できる。「説話」という分野や主な説話集について、ほとんど説明できない。
評価項目2個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取り、現代に生きる我々の思想とのつながりについて深く考えることができる。個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取り、それについて自分なりの考えを持つことができる。個々の説話から、当時の文化や人々のものの見方、考え方を読み取ることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
主に中世の説話を読みながら、当時の文化や人々のものの見方・考え方に触れ、現代に生きる我々の思想とのつながりについて考える。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行う。題材は古典であるが、現代語訳で読むことを基本とする。次週の授業で取り上げる説話のプリントをあらかじめ配布したり、次週取り扱う内容に関する課題を出したりするので、予習として取り組むこと。この授業では「講義の内容を覚える」のではなく、その内容を通じて「自分はどう考えるのか」を大事にしてほしいので、復習時にその都度自分の考えをまとめておくことが望ましい。
注意点:
辞書や国語便覧などがあると、理解の助けになるかと思われる。プリントやノート、課題は予習・復習時に各自整理しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 1年間の講義の概要および学習の進め方について理解する。
2週 説話の領域 「説話」という用語やそれが示す分野の領域について理解する。
3週 説話集の起こり 上代から中古にかけて、説話集が編纂されるに至るまでの流れを理解する。
4週 仏教説話の諸相 『日本霊異記』の説話を中心に、仏教説話やその思想について理解を深める。
5週 仏教説話の諸相 『日本霊異記』の説話を中心に、仏教説話やその思想について理解を深める。
6週 仏教説話の諸相 『日本霊異記』の説話を中心に、仏教説話やその思想について理解を深める。
7週 中間試験
8週 答案返却と解説/仏教説話と世俗説話 間違えた箇所の正答を理解する。/『今昔物語集』の概要について理解する。
2ndQ
9週 仏教説話と世俗説話 『今昔物語集』の説話を読み、その特色や思想について理解を深める。
10週 仏教説話と世俗説話 『今昔物語集』の説話を読み、その特色や思想について理解を深める。
11週 仏教説話と世俗説話 『今昔物語集』の説話を読み、その特色や思想について理解を深める。
12週 仏教説話と世俗説話 『今昔物語集』の説話を読み、その特色や思想について理解を深める。
13週 仏教説話と世俗説話 『今昔物語集』の説話を読み、その特色や思想について理解を深める。
14週 仏教説話と世俗説話 『今昔物語集』の説話を読み、その特色や思想について理解を深める。
15週 期末試験
16週 総復習 前期の内容を振り返る。
後期
3rdQ
1週 世俗説話の諸相(1) 『宇治拾遺物語』の概要について理解する。
2週 世俗説話の諸相(1) 『宇治拾遺物語』の説話を読み、その特色や魅力について考える。
3週 世俗説話の諸相(1) 『宇治拾遺物語』の説話を読み、その特色や魅力について考える。
4週 世俗説話の諸相(1) 『宇治拾遺物語』の説話を読み、その特色や魅力について考える。
5週 世俗説話の諸相(1) 『宇治拾遺物語』の説話を読み、その特色や魅力について考える。
6週 世俗説話の諸相(1) 『宇治拾遺物語』の説話を読み、その特色や魅力について考える。
7週 中間試験
8週 答案返却と解説/世俗説話の諸相(2) 間違えた箇所の正答を理解する。/『十訓抄』の概要について理解する。
4thQ
9週 世俗説話の諸相(2) 『十訓抄』の説話を読み、その特色や当時の価値観、時代背景について理解を深める。
10週 世俗説話の諸相(3) 『古今著聞集』の概要について理解する。
11週 世俗説話の諸相(3) 『古今著聞集』の説話を読み、その特色や編者の思想、説話集のその後について理解を深める。
12週 世俗説話の諸相(3) 『古今著聞集』の説話を読み、その特色や編者の思想、説話集のその後について理解を深める。
13週 世俗説話の諸相(3) 『古今著聞集』の説話を読み、その特色や編者の思想、説話集のその後について理解を深める。
14週 まとめ 説話集の諸相を振り返り、当時の人々の思いや現代に生きる我々の思想とのつながりについて考える。
15週 期末試験
16週 総復習 後期の内容を振り返る。

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000