到達目標
１．流体の特性を理解し、静止流体中で発生する諸現象を理解できる
２．水力学の基本法則（連続の式・ベルヌーイの定理・運動量の法則）を理解し，この法則を利用した計算ができる
３．抗力と揚力について理解できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 流体の特性を理解し、静止流体中で発生する諸現象の問題解決に適用できる | 流体の特性を理解し、静止流体中で発生する諸現象を理解できる | 流体の特性を理解できず、静止流体中で発生する諸現象を理解できない |
| 評価項目2 | 流体力学の基本法則（連続の式・ベルヌーイの定理・運動量の法則）を理解し，この法則を利用した計算ができる | 流体力学の基本法則（連続の式・ベルヌーイの定理・運動量の法則）を理解できる | 流体力学の基本法則（連続の式・ベルヌーイの定理・運動量の法則）を理解できない |
| 評価項目3 | 抗力と揚力について理解し、問題解決に適用できる | 抗力と揚力について理解できる | 抗力と揚力を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械工学における流体工学は代表的な基礎教育科目の一つである。ここでは流体の運動に関する複雑な物理現象を実験的な考察に基づき一次元的な解析を中心に講義する。
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし，適宜演習問題や課題を通して内容理解を深める。
成績の評価は、定期試験の成績70％、課題の成績30％で行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
講義ノートの内容を見直し、講義に関する例題・演習問題を解いておくこと。講義で示した次回予定部分を予習しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
流体の一般的な性質 |
流体の密度、圧縮性や粘性などの諸性質を理解する。さらに静止流体の圧力とその性質を理解する
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| 2週 |
流体静力学（1） |
圧力の測定方法や原理を理解する
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| 3週 |
流体静力学（2） |
壁面に及ぼす流体の力を理解する
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| 4週 |
流体静力学（3） |
浮力を理解する
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| 5週 |
加速度運動 |
加速度運動する流体（直線運動や回転運動）を理解する
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| 6週 |
検査体積と連続の式 |
検査体積の考え方と連続の式を理解する
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| 7週 |
（中間試験） |
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| 8週 |
連続の式 |
具体的な問題を解いて理解を深める
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| 2ndQ |
| 9週 |
ベルヌーイの式 |
オイラーの運動方程式からベルヌーイの式を導く
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| 10週 |
ベルヌーイの応用（1） |
ベルヌーイの定理の応用として、ピトー管を理解する
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| 11週 |
ベルヌーイの応用（2） |
ベルヌーイの定理の応用として、ベンチュリー管やトリチェリーの定理を理解する
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| 12週 |
運動量の法則（1） |
運動量の法則を理解して式を導く
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| 13週 |
運動量の法則（2） |
噴流が平板に及ぼす力を理解する
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| 14週 |
運動量の法則（3） |
具体的な応用問題を解いて理解を深める
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| 15週 |
（期末試験） |
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| 16週 |
総復習 |
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| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
相似則とレイノルズ数 |
力学的相似とレイノルズ数を理解する
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| 2週 |
管路内の流れ（層流）（1） |
円管内の層流流れを理解する
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| 3週 |
管路内の流れ（層流）（2） |
層流の管摩擦損失を理解する
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| 4週 |
管路内の流れ（乱流） |
円管内の乱流を理解する
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| 5週 |
円管内乱流の速度分布 |
円管内の速度分布を理解する
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| 6週 |
乱流の管摩擦損失とムーディ線図 |
乱流の管摩擦損失とムーディ線図を理解する
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| 7週 |
（中間試験） |
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| 8週 |
管路における種々の損失 |
管路形状における損失を理解する
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| 4thQ |
| 9週 |
水力勾配線と総損失 |
水力勾配線の基礎的な考え方とその応用を理解する
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| 10週 |
抗力 |
抗力を理解する
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| 11週 |
境界層（1） |
境界層の概念を理解する
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| 12週 |
境界層（2） |
境界層厚さ、排除厚さ、運動量厚さを理解する
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| 13週 |
円柱まわりの流れ |
円柱まわりの流れを理解する
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| 14週 |
揚力 |
翼の揚力を理解する
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| 15週 |
（期末試験） |
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| 16週 |
総復習 |
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評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
| 総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
| 基礎的能力 | 70 | 30 | 100 |
| 専門的能力 | 0 | 0 | 0 |