歴史と文化Ⅱ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史と文化Ⅱ
科目番号 0109 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(機械コース) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 教科書は用いない。必要に応じてプリントや史料を配布する。
担当教員 並木 克央

到達目標

1.歴史学とはどのような学問であるかを理解する。
2.歴史学と関連諸科学について理解する。
3.日本における歴史の特色を宗教やその他から理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1歴史学とはどのような学問であるかを理解して説明ができる。歴史学とはどのような学問であるかが理解できる。歴史学がどのような学問であるかを理解できない。
評価項目2歴史学と関連諸科学について理解し説明ができる。歴史学と関連諸科学について理解できる。歴史学と関連諸科学について理解できない。
評価項目3日本における歴史の特色を宗教やその他から理解し説明ができる。日本における歴史の特色を宗教やその他から理解できる。日本における歴史の特色を宗教やその他から理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
我々はどのように歴史を捉えてそこから何を学んでいるのか。過去の事象をどのような方法で捉えて理解しているのかなどについて概説する(おもに前期)。また歴史の具体例を採り上げ、日本の歴史の特殊性について触れていきたい。
授業の進め方・方法:
講義形式でおこなう。史料を配布しそこから何が分かるのかを考えながら進める。
注意点:
教科書を用いないので確実にノートを取ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 歴史と歴史学 歴史が後世の人びとによる叙述であることの意味を理解する。
2週 歴史から何を学んできたか 現代社会を理解する上での歴史学の有効性について理解する。
3週 歴史をどのように把握してきたか1 さまざまな歴史観と特色について理解する。
4週 歴史をどのように把握してきたか2
さまざまな歴史観と特色について理解する。
5週 どのように時代を分けてきたか1 時代区分について理解する。
6週 どのように時代を分けてきたか2 時代区分について理解する。
7週 中間試験
8週 歴史学と民俗学 歴史学と民俗学の関連について理解する。
2ndQ
9週 歴史学と考古学 歴史学と考古学の関連について理解する。
10週 歴史学と経済学 経済史について理解する。
11週 歴史学とと古文書学 歴史学の補助学としての古文書学について理解する。
12週 何を史料として用いてきたか1 文字で書かれた史料について理解する。
13週 何を史料をして用いてきたか2 文字史料以外ではどのようなものが用いられてきたかを理解する。
14週 何が史料として用いられるようになるか 現代の何が史料として有効なものになるかを理解する。
15週 期末試験
16週 総復習
後期
3rdQ
1週 日本人の宗教受容1(神道) 日本固有の宗教である神道について概観する。
2週 日本人の宗教受容2(仏教1) 仏教の伝来と国家仏教について理解する。
3週 日本人の宗教受容3(仏教2) 鎌倉仏教の特徴について理解する。
4週 日本人の宗教受容4(キリスト教) 戦国期におけるキリスト教の伝来を概観する。
5週 差別と被差別1 日本古代・中世の差別について概観する。
6週 差別と被差別2 日本近世・近代の差別について概観する。
7週 中間試験
8週 外国人のみた日本1 戦国期に来日した宣教師たちは日本および日本人をどう捉えていたかを理解する
4thQ
9週 外国人がみた日本2 幕末から明治初年に来日した外国人は日本および日本人をどう捉えたかを理解する。
10週 日本の近代化1 近代国家(日本)がどのような過程を経て形成されたかを概観する。
11週 日本の近代化2 国民意識(日本人意識)がどのように形成されてきたかを理解する。
12週 地方の歴史、地域の歴史とは何か 地方史、地域史の有効性を理解する。
13週 身近な歴史を学ぶ1 「東国」「関東」「常陸」の概念と歴史の概要を理解する。
14週 身近な歴史を学ぶ2 茨城県の歴史(特色)を概観する。
15週 期末試験
16週 総復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力800000080
専門的能力200000020
分野横断的能力0000000