到達目標
憲法の基本原理を理解する。
刑事事件及び刑事裁判に関する基本的な法知識を習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
憲法の基本原理の理解 | 憲法の基本原理を正しく理解できている | 憲法の基本原理をある程度理解している | 憲法の基本原理を正しく理解できていない |
犯罪に関する基本的な法知識の習得 | 刑事事件及び刑事裁判に関する基本的な考え方を習得できている | 刑事事件及び刑事裁判に関する基本的な考え方をある程度習得出来ている | 刑事事件及び刑事裁判に関する基本的な考え方を正しく理解できていない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
国家や刑罰に関わる公的な法分野(公法)についての基本的な考え方を、なるべく自分たちの身近なニュースなどから分かりやすく学ぶ。
授業の進め方・方法:
成績の評価は定期試験の成績及び授業中の発言等で評価し、平均の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
憲法に関連する事柄や様々な刑事事件など、公法に関わるニュースは実は毎日のように流れています。その背景にある考え方を学び、社会に出たときに役立ててくれればと思います。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
憲法ってなんだ? |
憲法の概観をつかむ
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2週 |
憲法①(国のかたち) |
国民主権や国の統治のあり方を理解する
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3週 |
憲法②(憲法と戦争) |
戦争と平和の関係について自分たちの意見を持つ
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4週 |
憲法③(人権) |
憲法で守らている人権について理解する
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5週 |
憲法④(人権保障と刑罰の関係) |
刑罰についての憲法上の考え方を学ぶ
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6週 |
復習 |
試験に備え、1週~5週目で学んだことの復習
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
中間試験の解答と解説 |
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2ndQ |
9週 |
刑法①(総論1) |
刑罰の定められ方等(憲法との関係も踏まえて)を理解する
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10週 |
刑法②(総論2) |
減刑、共犯、犯罪の成立要件などを学ぶ
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11週 |
刑法③(各論1) |
個人的法益(窃盗罪、傷害罪など)に関する犯罪を学ぶ
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12週 |
刑法④(各論2) |
社会的・国家的法益に関する犯罪。ただし、聞きなじみのあるであろう前週の個人的法益に関する犯罪の理解を優先とする。
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13週 |
事例検討 |
事実への法律の当てはめをしてみる
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14週 |
復習 |
期末試験に備えて、9週から13週目までに学んだことの復習。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験の解答と解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
刑事訴訟法①(捜査) |
刑事裁判になるまでの被疑者段階の手続き等の理解
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2週 |
刑事訴訟法②(公訴・公判) |
刑事裁判になってからの手続き等の理解
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3週 |
刑事訴訟法③(裁判員裁判等) |
一般の人でもなり得る裁判員制度についての理解
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4週 |
少年法 |
少年はどう裁かれるのか。なぜ、そうなのかの理解。
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5週 |
模擬裁判 |
ただし、理解が進んでいない分野がある場合は、その分野の習得に充てることとする
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6週 |
模擬裁判 |
同上
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
中間試験の解答と解説 |
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4thQ |
9週 |
行政法① |
行政法について(刑事系の理解が進んでいない場合はそちらの習得を優先とする)
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10週 |
行政法② |
同上
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11週 |
模擬裁判 |
ただし、理解が進んでいない分野がある場合は、その分野の習得に充てることとする
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12週 |
模擬裁判 |
同上
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13週 |
模擬裁判 |
同上
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14週 |
復習 |
主に刑事系を中心とした復習
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験の解答と解説 |
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評価割合
| 試験 | レポート等 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 90 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |