機械設計製図

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械設計製図
科目番号 0136 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 学修単位I: 2
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(機械コース) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 教科書:横山重吉「ポンプの設計」(パワー社)
担当教員 澁澤 健二

到達目標

1.遠心ポンプの基本構造を理解する。
2.遠心ポンプの設計仕様書を作成する。
3.設計仕様書を基に製図を行う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1遠心ポンプの基本構造を理解できる。遠心ポンプの基礎構造を概ね理解できる。遠心ポンプの基本構造を理解できない。
評価項目2遠心ポンプの設計仕様書を適切に作成できる。遠心ポンプの設計仕様書を作成できる。遠心ポンプの設計仕様書が不十分である。
評価項目3設計仕様書を基に製図を仕上げることができる。設計仕様書に基づいて図面を作成できる。設計仕様書に基づいて製図ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
設計製図のまとめとして、この授業では遠心ポンプの設計を行う。最初にポンプ設計の課題を通して設計仕様書をまとめ、授業の後半では具体的に図面を作成する。
授業の進め方・方法:
まずは講義を中心に遠心ポンプの基本構造について理解する。ポンプの仕様を決めるため、設計仕様書を作成する。その際、教科書を用いて設計課題を理解する。設計仕様書の完成後、組立図、部品図の製図を行う。
成績の評価は、定期試験の成績40%、課題の成績60%で行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
この授業は設計および製図のまとめなので、これまでに学習した内容をよく復習しておくこと。
また、講義のノートの内容を見直し、講義に関係する例題・演習問題を解いておくこと。講義で示した次回予定部分を予習しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ポンプの概要 ポンプの分類を理解する
2週 遠心ポンプの計画 遠心ポンプによる揚水設備と理論揚程を理解する
3週 遠心ポンプ設計の知識 相似則と比速度を理解する
4週 遠心ポンプの損失 ポンプ内の各種損失を理解する
5週 遠心ポンプの推力 軸動力と軸推力を理解する
6週 キャビテーション現象 キャビテーションを理解する
7週 遠心ポンプの諸性質と性能 ポンプの振動と騒音と特性曲線を理解する
8週 遠心ポンプの吐き出し量 吐出し量とポンプ口径を理解する
2ndQ
9週 遠心ポンプの全揚程 全揚程の計算をする
10週 遠心ポンプの選定 ポンプ形式の選定をする
11週 設計課題 設計課題に取り組む
12週 理論的、経験的考察 理論的および経験的に決定する方法を理解する
13週 羽根形状の決め方 羽根形状の決め方を理解する
14週 案内羽根の設計 案内羽根、水返し通路を理解する
15週 (期末試験)
16週 総復習 前期の内容を復習する
後期
3rdQ
1週 ケーシングの設計(1) 吸い込みケーシングの設計をする
2週 ケーシングの設計(2) 吐き出しケーシングの設計をする
3週 ケーシングの設計(3) メリディアン断面形状を決める
4週 軸の設計をする
5週 軸受け 軸受けの形状を決める
6週 その他の部品の設計 パッキンの数などを決める 
7週 (中間試験)
8週 組立図(1) 組立図を作成する
4thQ
9週 組立図(2) 組立図を作成する
10週 組立図(3) 組立図を作成する
11週 組立図(4) 組立図を作成する
12週 組立図(5) 組立図を作成する
13週 デリベリーケーシング(1) デリベリーケーシングを製図する
14週 デリベリーケーシング(2) デリベリーケーシングを製図する
15週 (期末試験) 課題の提出をもって代える
16週 総復習 後期の内容を復習す

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40600000100
基礎的能力0000000
専門的能力40600000100
分野横断的能力0000000