到達目標
1.2進数の計算および基本論理演算を理解し、使うことができる。
2.論理式の簡単化およびその構成を理解し、使うことができる。
3.演算回路、カウンタ回路の動作を理解し、使うことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 2進数の計算および基本論理演算を理解し、使うことができる。 | 2進数の計算および基本論理演算を理解している。 | 2進数の計算および基本論理演算を理解していない。 |
| 論理式の簡単化およびその構成を理解し、使うことができる。 | 論理式の簡単化およびその構成を理解している。 | 論理式の簡単化およびその構成を理解していない。 |
| 演算回路、カウンタ回路の動作を理解し、使うことができる。 | 演算回路、カウンタ回路の動作を理解している。 | 演算回路、カウンタ回路の動作を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
コンピュータやそのインターフェース設計の際に必要になるブール代数の基礎,組合せ論理回路の働きを理解し,簡単な論理回路の設計が行えるようにする.
授業の進め方・方法:
授業開始時に前回の授業内容の確認および当日の授業内容の説明を行う.成績の評価は,定期試験の成績で行い,平均の成績が60点以上の者を合格とする.
注意点:
論理回路はコンピュータや周辺機器のインターフェースの設計する際の基礎となる.基本をしっかり身につけて欲しい.講義での疑問は必ず質問をして後回しにしないようにすること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
アナログとディジタル
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アナログ,ディジタル信号
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2週 |
基数の変換 |
2進数から10進数への変換
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3週 |
基数の変換 |
10進数から2,8,16進数への変換
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4週 |
2進数の加算 |
2進演算,桁上がりの操作
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5週 |
2進数の減算 |
2進演算,借りの操作
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6週 |
補数を用いた減算 |
補数の概念,1の補数,2の補数
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7週 |
(中間試験) |
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8週 |
符号の表し方 |
BCD符号,3余り符号,グレイ符号
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2ndQ |
9週 |
基本論理,論理記号 |
基本論理(AND,OR,NOT等)
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10週 |
ベン図 |
集合とベン図
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11週 |
ブール代数1 |
ブール代数とド・モルガンの定理
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12週 |
ブール代数2 |
ブール代数とド・モルガンの定理
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13週 |
真理値表と論理式1 |
主加法標準型
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14週 |
真理値表と論理式2 |
主乗法標準型
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15週 |
(期末試験) |
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16週 |
総復習 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
真理値表と論理式3 |
論理式から真理値表
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2週 |
論理関数の簡単化1 |
ブール代数,ベン図
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3週 |
論理関数の簡単化2 |
カルノー図による簡単化1
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4週 |
論理関数の簡単化3 |
カルノー図による簡単化2
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5週 |
クワイン・マクラスキー法による簡単化1 |
簡単化手順
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6週 |
クワイン・マクラスキー法による簡単化2 |
主項、被覆表
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7週 |
(中間試験) |
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8週 |
論理記号変換1 |
AND,OR変換
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4thQ |
9週 |
論理記号変換2 |
NANDゲート,NORゲートによるNOT回路
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10週 |
演算回路 |
半加算器,全加算器の構成
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11週 |
組合せ論理回路 |
マルチプレクサ,デマルチプレクサ,エンコーダ,デコーダ
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12週 |
フリップフロップ回路1 |
RSフリップフロップ,JKフリップフロップの動作
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13週 |
フリップフロップ回路2 |
Tフリップフロップ,Dフリップフロップの動作
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14週 |
カウンタ回路 |
カウンタの動作
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15週 |
(期末試験) |
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16週 |
総復習 |
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評価割合
| 試験 | 課題トウ | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |