現代の社会Ⅲ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 現代の社会Ⅲ
科目番号 0127 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 国際創造工学科 機械・制御系(制御コース) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 ポケット六法 令和3年版 (有斐閣)
担当教員 谷田部 亘

到達目標

憲法の基本原理を理解する。
犯罪に関する基本的な法知識を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
憲法の基本原理の理解憲法の基本原理を正しく説明出来る憲法の基本原理を理解している憲法の基本原理を正しく理解出来ていない
犯罪に関する基本的な法知識の習得犯罪に関する基本的な法知識を正しく説明出来る犯罪に関する基本的な法知識を正しく理解している犯罪に関する基本的な法知識を正しく理解出来ていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国家や刑罰に関わる公的な法分野(公法)を概観する。どのような行為が犯罪となるか、犯罪はどのように処罰されるのかといった刑事法を中心に取り扱うが、国の最高法規である憲法についても理解を深められる講義とする。
授業の進め方・方法:
成績の評価は定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
憲法改正や様々な刑事事件など、法に関わるニュースは毎日のように流れています。その背景にある法原理や法制度の仕組みを知り、社会常識として知っておくべき法知識を身につけてほしいと思います。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 法律 法律とは何か
2週 憲法①(基本原理) 憲法とは何か
憲法の基本原理
3週 憲法②(人権) 人権とは何か
4週 憲法③(統治) 国の統治機構の仕組み
5週 事例検討 憲法に関する裁判例の紹介と検討
6週 復習
7週 中間試験
8週 中間試験の解答と解説
2ndQ
9週 刑法①(総論1) 犯罪とは何か
刑罰とは何か
10週 刑法②(総論2) 犯罪の成立要件
11週 刑法③(各論1) 個人的法益に関する犯罪
12週 刑法④(各論2) 社会的・国家的法益に関する犯罪
13週 事例検討 刑法に関する裁判例の紹介と検討
14週 復習
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説
後期
3rdQ
1週 刑事訴訟法①(捜査) 逮捕勾留
捜索差押等の捜査実務
2週 刑事訴訟法②(公訴・公判) 刑事裁判の手続・原則
3週 刑事訴訟法③(裁判員裁判等) 裁判員裁判等の刑事裁判の実務
4週 少年法 少年法の意義・特徴
5週 事例検討 刑事訴訟法に関する裁判例の紹介と検討
6週 復習
7週 中間試験
8週 中間試験の解答と解説
4thQ
9週 行政法① 行政法とは何か
行政組織とは
10週 行政法② 国家賠償法
地方自治法等
11週 事例検討 行政法に関する裁判例の紹介と検討
12週 裁判実務① 法律家の役割
仕事について
13週 裁判実務② 裁判は実際にどのように行われているか
14週 復習
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説

評価割合

試験レポート等合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000