到達目標
1.コンピュータを用いて実験データの分析・処理ができること。
2.主な計測系を理解すること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 単位系、誤差、切捨て誤差、有効数字を応用できる。 | 単位系、誤差、切捨て誤差、有効数字を理解している。 | 単位系、誤差、切捨て誤差、有効数字の理解が不十分である。 |
評価項目2 | 桁落ち、誤差の種類、精密さ、正確さを応用できる。 | 桁落ち、誤差の種類、精密さ、正確さを理解している。 | 桁落ち、誤差の種類、精密さ、正確さの理解が不十分である。 |
評価項目3 | 最小二乗法、各種計測方法を応用できる。 | 最小二乗法、各種計測方法を理解している。 | 最小二乗法、各種計測方法の理解が不十分である。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物理量の計測系を想定し、測定方法と測定値に含まれる誤差の性質と処理方法を学ぶ。公的試験機関で実務経験のある教員が計測工学の基礎を解説する。
授業の進め方・方法:
成績の評価は、試験とレポート課題の活用による学習評価で行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
授業ノートの内容を見直し、授業内容に関する例題・演習問題を解いておくこと。授業で示した次回予定の部分を予習しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
測定と単位系(1) |
計測と単位系の概要を理解する。
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2週 |
測定と単位系(2) |
基本量と組立量、次元、国際単位系を理解する。
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3週 |
測定の誤差と精度(1) |
誤差、切捨て誤差、有効数字を理解する。
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4週 |
測定の誤差と精度(2) |
桁落ちを理解する。
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5週 |
測定の誤差と精度(3) |
誤差の種類、精密さ、正確さを理解する。
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6週 |
測定の誤差と精度(4) |
信頼性を理解する。
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7週 |
(中間試験) |
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8週 |
精度の表し方 |
ばらつきの程度、誤差の定義式、測定精度を理解する。
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4thQ |
9週 |
最小二乗法 |
最小二乗法の考え方と計算方法を理解する。
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10週 |
データ分析処理 |
コンピュータを活用したデータ分析・情報の収集方法につい て理解する。
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11週 |
長さ、角度、面の測定 |
ゲージ、ノギス、マイクロメータ、アッベの原理、角度、オ ートコリメータ、水準器などを理解する。
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12週 |
質量、力、圧力、流速、流量の測定 |
精密天秤、密度の測定、力の測定、圧力の測定、流速と流量 を理解する。
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13週 |
温度と湿度の測定 |
液柱温度計、湿度の測定を理解する。
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14週 |
光と音の計測 |
フォトセル、フォトダイオード、圧電素子を理解する。
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15週 |
(期末試験) |
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16週 |
総復習 |
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評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 20 | 50 |
専門的能力 | 30 | 20 | 50 |