国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 国語Ⅱ
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 電気・電子系 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:新 高等学校現代文B (明治書院)、新 高等学校古典B(明治書院)  参考書:カラー版新国語便覧(第一学習社)
担当教員 加藤 文彬,平本 留理

到達目標

・基礎的な国語力、教養としての国語力を身につけるとともに、思考力を伸ばす。
・人間の生き方、他者との関係性について、理解し判断できる力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基礎的な国語力、教養としての国語力を十分に身につけ、思考力を十分に伸長させた。基礎的な国語力、教養としての国語力を身につけ、思考力を伸長させた。基礎的な国語力、教養としての国語力を身につけず、思考力の伸長に努めていない。
人間の生き方、他者との関係性について、深く理解し適切に判断できる力を身につけた。人間の生き方、他者との関係性について、理解し判断できる力を身につける。人間の生き方、他者との関係性について、理解しようとせず、自ら判断しようとしない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代文、古典の総合的な学習を通して、基礎的な国語力、幅広い教養を身につけさせるとともに、思考力の伸長を図る。人間の生き方や人間相互の関係性(己についての理解、他者に対する共感や尊敬など)について理解し、判断できる能力を身につける。また、共同生活に伴う協調性の涵養をめざし、意思疎通する力を高める。
授業の進め方・方法:
講義形式であるが、学生に意見を求めながら進めたり、グループワークなどを取り入れたりしながら進めていく。
注意点:
現代文、古典問わず、予習の際には、下読みをし、必要に応じて辞書などに当たっておくことが望まれる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (随想)月あかり雪あかり花あかり 四季の移ろいや自然に対する筆者のものの見方、考え方を読みとる。
2週 (随想)月あかり雪あかり花あかり 四季の移ろいや自然に対する筆者のものの見方、考え方を読みとる。
3週 (随想)月あかり雪あかり花あかり 四季の移ろいや自然に対する筆者のものの見方、考え方を読みとる。
4週 (説話)安養の尼の小袖 中世説話文学を読み、それぞれの説話集の編者の、登場人物に対する評価について考える。
5週 (説話)安養の尼の小袖 中世説話文学を読み、それぞれの説話集の編者の、登場人物に対する評価について考える。
6週 (説話)安養の尼の小袖 中世説話文学を読み、それぞれの説話集の編者の、登場人物に対する評価について考える。
7週 中間試験
8週 (短歌)実作 自らの想いを韻文の形で表現する。
2ndQ
9週 (短歌)風が来てささやくやうに 近現代の韻文を鑑賞し、その韻律を味わうとともに、その中に詠われた日本人の自然観、美意識について考えを深める
10週 (短歌)風が来てささやくやうに 近現代の韻文を鑑賞し、その韻律を味わうとともに、その中に詠われた日本人の自然観、美意識について考えを深める
11週 (故事・逸話)推敲、他 なじみ深い故事成語の典拠を原文で読み、その成り立ちを理解する。
12週 (故事・逸話)推敲、他 なじみ深い故事成語の典拠を原文で読み、その成り立ちを理解する。
13週 (小説)夜中の汽笛について・あるいは物語の効用について 短い小説を読み、表現の特色をとらえるとともに、登場人物の心理を読み取る。
14週 (小説)夜中の汽笛について・あるいは物語の効用について 短い小説を読み、表現の特色をとらえるとともに、登場人物の心理を読み取る。
15週 期末試験
16週 総復習 前期授業内容について振り返る。
後期
3rdQ
1週 (随筆)方丈記 ゆく川の流れ 名文と言われる「方丈記」の冒頭部分を音読し、リズムを確認するとともに、中世日本人の人間観を理解する。
2週 (随筆)方丈記 ゆく川の流れ 名文と言われる「方丈記」の冒頭部分を音読し、リズムを確認するとともに、中世日本人の人間観を理解する。
3週 (小説)山月記 主人公の立場、状況を把握し、この小説が読者にどのようなことを語りかけているか、考えを深める。
4週 (小説)山月記 主人公の立場、状況を把握し、この小説が読者にどのようなことを語りかけているか、考えを深める。
5週 (小説)山月記 主人公の立場、状況を把握し、この小説が読者にどのようなことを語りかけているか、考えを深める。
6週 (小説)山月記 主人公の立場、状況を把握し、この小説が読者にどのようなことを語りかけているか、考えを深める。
7週 中間試験
8週 (実用的な文章)報道文、判決文 実用的な文章に触れ、それぞれの文章がどのような特徴を持っているのかを理解する。
4thQ
9週 (評論)「間」の感覚 日本人の美意識や倫理観、さらに日本文化に対する筆者の考えを読み取る。
10週 (評論)「間」の感覚 日本人の美意識や倫理観、さらに日本文化に対する筆者の考えを読み取る。
11週 (評論)「間」の感覚 日本人の美意識や倫理観、さらに日本文化に対する筆者の考えを読み取る。
12週 (詩)竹里館 当代の詩の数編に触れ、表現の奥深さを知るとともに、微細に表現される人間観を読み取る。
13週 (詩)竹里館 当代の詩の数編に触れ、表現の奥深さを知るとともに、微細に表現される人間観を読み取る。
14週 (詩)竹里館 当代の詩の数編に触れ、表現の奥深さを知るとともに、微細に表現される人間観を読み取る。
15週 期末試験
16週 総復習 後期授業内容について振り返るとともに、1年間の授業内容について振り返る。

評価割合

試験提出物・発表等合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力90100000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000