到達目標
1.交流電圧・電流・電力、インピーダンスの測定方法が理解できる。
2.オシロスコープによる波形観測方法が理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 交流電圧・電流・電力、インピーダンスの測定について、具体例を挙げて説明できる。 | 交流電圧・電流・電力、インピーダンスの測定方法が理解できる。 | 交流電圧・電流・電力、インピーダンスの測定方法の理解が十分ではない。 |
評価項目2 | オシロスコープによる波形観測について、具体例を挙げて説明できる。 | オシロスコープによる波形観測方法が理解できる。 | オシロスコープによる波形観測方法の理解が十分ではない。 |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
2学年の電気電子計測で学んだことをもとに、電気に関する基本的な量の測定法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
成績の評価は、定期試験の成績70%、および小テスト、レポートなどの成績30%で行い、合計の成績が60点以上のものを合格とする。
この授業は、高学年で学ぶ予定の概念ならびに量を扱う場合もあるが、高学年の授業あるいは実験を行う際に、ここで学んだことを思い出し、役立てて欲しい。なお、本教科は、卒業後、電気主任技術者の免状交付申請を行うために開設されている科目である。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
交流電圧・交流電流 |
平均値と実効値,交流電圧・電流の瞬時値
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2週 |
交流電力,整流形計器 |
瞬時電力,平均電力,有効電力,無効電力,力率,電力量,と整流形計器原理および構造とその波形誤差
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3週 |
熱電形交流電流計,電流力計形計器および可動鉄片形計器 |
各計器の原理,構造と特徴
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4週 |
交流電力の測定,誘導形電力量計
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三電圧計法による交流電力の測定,力率計の原理を理解 三電圧計法・三電流計法による交流電力の測定, 誘導形電力量計の原理と構造,特徴を理解できる
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5週 |
インピーダンスとアドミタンス, 抵抗の回路モデル |
フェーザ・直角座標による表示を理解,コンダクタンス,サセプタンスを理解,抵抗の等価回路表現を理解
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6週 |
コイル・コンデンサの回路モデル, リアクタンス素子の損失 |
コイル・コンデンサの等価回路表現を理解,Q,損失係数を理解
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7週 |
交流ブリッジ |
比例辺ブリッジ,積形ブリッジの平衡条件を使用して,インピーダンス測定を理解,変成器ブリッジの平衡条件を使用してインピーダンス測定を理解
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8週 |
(中間試験) |
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2ndQ |
9週 |
Qメータによる測定 |
Qメータの基本構成,Qメータを使用したコンデンサの測定
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10週 |
位相測定を用いた電圧電流計法,LCRメータ
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ベクトル電圧計・電流計を使用した電流電圧計法を理解,LCRメータの構成・原理と誤差補正
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11週 |
記録計,オシロスコープの原理 |
自動平衡記録計,X-Y記録計の基本構成・原理, アナログ・ディジタルオシロスコープの基本構成・原理,アナログとディジタルオシロスコープの特徴と相違
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12週 |
オシロスコープによる波形パラメータの測定 |
波形のパルス幅,立上がり時間,立下り時間を理解,プローブの基本構成
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13週 |
周波数カウンタ,ウィーンブリッジとLC共振周波数計 |
直接計数方式とレシプロカル方式の基本構成と原理,ウィーンブリッジ回路及びLC共振周波数計による測定
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14週 |
周波数の校正
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オシロスコープによるリサジュー図形の描き方,リサジュー図形の振動振幅と初期位相差
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15週 |
(期末試験) |
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16週 |
総復習 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |