論理回路Ⅰ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 論理回路Ⅰ
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 情報系 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高橋 寛著「論理回路ノート」(コロナ)
担当教員 村田 和英

到達目標

1.論理回路を構成する電子部品に関する基礎知識について理解し適用できる.
2.論理関数の表現・簡単化、組合せ回路・順序回路を理解し設計できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理回路を構成する電子部品に関する基礎知識について理解し説明できる.論理回路を構成する電子部品に関する基礎知識について理解している.論理回路を構成する電子部品に関する基礎知識について理解していない.
評価項目2論理関数の表現・簡単化を理解し活用できる.論理関数の表現・簡単化を理解し利用できる.論理関数の表現・簡単化を理解していない.
評価項目3組合せ回路を理解して設計し,応用できる.組合せ回路を理解し設計できる.組合せ回路を理解していない.
評価項目4順序回路を理解して設計し,応用できる.順序回路を理解し設計できる.順序回路を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ディジタルコンピュータを構成する論理回路について,電子部品および基礎知識について学ぶと共に,論理回路設計に必要な論理関数の表現や簡単化、組合せ回路および順序回路の基本について学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業は通常の講義形式で行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 論理回路の概要 論理回路の役割・位置付け
2週 電気回路(1) 電圧・電流・抵抗,オームの法則
3週 電気回路(2) キルヒホッフの電流則・電圧則
4週 電子部品(1) 半導体素子の歴史と特徴
5週 電子部品(2) 集積回路
6週 真理値表・論理関数 回路の表現方法としての真理値表・論理関数
7週 (中間試験)
8週 論理関数の基本演算(1) 基本的な論理演算
2ndQ
9週 論理関数の基本演算(2) ド・モルガンの定理
10週 論理関数の標準形(1) 主加法標準形
11週 論理関数の標準形(2) 主乗法標準形
12週 論理関数の簡単化(1) カルノー図による簡単化
13週 論理関数の簡単化(2) ベイチ図による簡単化
14週 無定義組合せ 無定義組合せがある場合の論理関数の簡単化
15週 (期末試験)
16週 総復習
後期
3rdQ
1週 NAND回路とNOR回路(1) NANDのみによる論理関数の表現
2週 NAND回路とNOR回路(2) NORのみによる論理関数の表現
3週 半加算器・全加算器(1) 2進数1桁の加算器の設計方法
4週 半加算器・全加算器(2) 2進数n桁の加算器の設計方法
5週 順序回路(1) 順序回路の概要,状態遷移表,状態遷移図,状態遷移行列
6週 順序回路(2) ミーリ形順序回路、ムーア形順序回路
7週 (中間試験)
8週 順序回路(3) 同期式順序回路と非同期式順序回路
4thQ
9週 順序回路(4) 順序回路の合成
10週 記憶素子(1) 各種フリップフロップの動作
11週 記憶素子(2) タイムチャートによる表現
12週 カウンタ(1) 基本的なカウンタの構成
13週 カウンタ(2) ダウンカウンタ、可逆カウンタ
14週 レジスタ レジスタ,シフトレジスタの構成
15週 (期末試験)
16週 総復習

評価割合

試験課題発表相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000