コンピュータグラフィックス

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 コンピュータグラフィックス
科目番号 0121 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 国際創造工学科 情報系 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 資料配布
担当教員 滝沢 陽三

到達目標

・グラフィック処理の基礎と応用を身につける.
・画像データ処理の基礎について理解する.
・機械学習による画像認識の基礎について理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1グラフィック処理の基礎と応用を身につき,実践的なソフトウェアを開発できる.グラフィック処理の基礎と応用を身についている.グラフィック処理の基礎と応用を身についていない.
評価項目2画像データ処理の基礎について理解し,具体的な応用例に適用できる.画像データ処理の基礎について理解している.画像データ処理の基礎について理解していない.
評価項目3機械学習による画像認識の基礎について理解し,実際に活用できる.機械学習による画像認識の基礎について理解している.機械学習による画像認識の基礎について理解していない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータグラフィックスを利用・活用する上で必要な基礎理論および手法を身につけ,具体的なアルゴリズムやプログラミングの技法を学び,理解を深める.
授業の進め方・方法:
講義では,資料や板書による概念・手法の解説を,コンピュータを用いた実機デモと併せて行う.講義回ごとに演習課題を提示し,各自が用意するプログラミング環境を用いて演習を進める.
注意点:
講義中においても必要なプログラムの実装および実行確認を行う必要があるため,ノートPCや携帯端末による所定のプログラミング環境の各自所有・利用が必須である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 コンピュータグラフィックスの役割と歴史 コンピュータグラフィックスの原理・用途の概要を理解する.
2週 グラフィック処理の基礎(1) グラフィックライブラリに沿ったプログラミング言語とその利用について理解し活用できる.
3週 グラフィック処理の基礎(2) コンピュータグラフィックスの実現に必要なプログラミング技術を身に付け活用できる.
4週 グラフィック描画と入力処理(1) キーボード入力とコンピュータグラフィックスの関係を理解し,プログラムとして実装できる.
5週 グラフィック描画と入力処理(2) マウス入力とコンピュータグラフィックスを理解し,プログラムとして実装できる.
6週 アフィン変換によるグラフィック処理(1) 2次元図形におけるアフィン変換の性質と応用について理解し,プログラムとして表現できる.
7週 (中間試験)
8週 アフィン変換によるグラフィック処理(2) 3次元アフィン変換について理解し,応用プログラムを作成できる.
4thQ
9週 レイトレーシング(1) レイトレーシングの原理や,プログラムとして実現するために必要な考え方を理解する.
10週 レイトレーシング(2) レイトレーシングを実装する専用ツールの仕組みと役割を理解し,具体的な例に活用できる.
11週 画像データ処理の基礎(1) 2次元画像データにおけるアフィン変換処理について理解し,応用プログラムを作成できる.
12週 画像データ処理の基礎(2) 2次元画像データにおけるその他の画像処理について理解し,応用プログラムを作成できる.
13週 機械学習による画像認識(1) 機械学習とは何かを理解し,画像認識への応用に関する手法を身につける.
14週 機械学習による画像認識(2) 機械学習を用いた画像認識を行う応用プログラムを作成できる.
15週 (期末試験)
16週 総復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000