機械・制御基礎Ⅰ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 機械・制御基礎Ⅰ
科目番号 0022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 化学・生物・環境系 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期:配布プリント,後期:堀田栄喜,川嶋繁勝ほか,「電気基礎1」(実教出版)
担当教員 澁澤 健二,岡本 修

到達目標

1.応力とひずみの関係を理解し、材料の強さについて説明できる。(前期)
2.機械製図の基本的な各種記入法を理解し、代表的な図面における各部の意味を説明できる。(前期)
3.基本的な電気の諸現象を理解し,回路計算に活用できるようにする.(後期)
4.2進数の計算および基本論理演算が行えるようにする.(後期)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1応力とひずみの関係を理解し、材料の強さについて説明できる。応力とひずみの関係を理解し、基礎的な計算問題を解くことができる。応力とひずみの関係を理解できず、基礎的な問題を解くことができない。
評価項目2機械製図の基本的な各種記入法を理解し、代表的な図面における各部の意味を説明できる。機械製図の基本的な各種記入法を理解している。機械製図の基本的な各種記入法を理解せず、代表的な図面における各部の意味を説明できない。
評価項目3基本的な電気回路の諸現象を理解し,回路計算することができる.基本的な電気回路の諸現象を理解する.基本的な電気回路の諸現象を理解していない.
評価項目42進数の計算および基本論理演算を理解し,できるようにする.2進数の計算および基本論理演算を理解する.2進数の計算および基本論理演算を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期:材料内部に働く力や材料の強度について学ぶ。機械を構成する各種機械要素の役割を理解する。機械製図の重要性について学び、基本的な図面を読む能力を養う。
後期:電気・情報系の基礎について学ぶ.電気系では基本的な電気の諸現象を理解するとともに公式を活用できるように学習する.情報系では,2進数の計算および論理演算を理解する.
授業の進め方・方法:
前期:教科書は使用せず、随時プリントを配布して授業を進めます。
後期:教科書の内容に沿って授業を進めます.
注意点:
前期:1年次に学んだ数学や物理は各種計算をする際の基礎となりますので、よく復習をしてきてください。演習問題を解くので電卓を持ってきてください。機械製図の内容では、製図用具は使用しません。
後期:電気・情報系の基礎となる内容です.不明な点は必ず質問して下さい.回路計算に電卓を使います.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 荷重と垂直応力 部材にかかる荷重と垂直応力について理解する。
2週 せん断応力 部材にかかるせん断応力について理解する。
3週 部材の変形 応力とひずみの関係を理解する。
4週 引張試験(1) 引張試験の概要を理解する。
5週 引張試験(2) 引張試験を行い、材料の強さについて理解する。
6週 材料試験 各種材料試験の概要について理解する。
7週 中間試験
8週 許容応力と安全率 許容応力と安全率について理解する。
2ndQ
9週 熱応力
材料に生じる熱応力について理解する。
10週 機械要素 機械要素の種類、役割を理解する。
11週 締結用機械要素 締結要素の種類、役割を理解する。
12週 機械製図基礎(1) 機械製図の重要性、投影法を理解する。
13週 機械製図基礎(2) 線の種類、寸法記入法を理解する。
14週 機械製図基礎(3) ボルト・ナットの図面を理解する。
15週 期末試験
16週 総復習 前期の内容を復習する。
後期
3rdQ
1週 電気回路における電流 電気回路における電流を理解する.
2週 オームの法則 電圧,電流,抵抗の関係を理解する.
3週 電位,電圧降下 電圧降下,電位,電圧,起電力とその向きを理解する.
4週 直並列回路の合成抵抗 直並列回路における合成抵抗の計算方法を理解する.
5週 直列回路における分圧,並列回路における分流 直列回路における分圧,並列回路における分流を理解する.
6週 直並列回路における分流、分圧演習 直並列回路における分圧,分流の演習をする.
7週 中間試験
8週 基数の変換 2進数から10進数,10進数から2,
8,16進数への変換を理解する.
4thQ
9週 2進数の加減算 2進数の加減算を理解する.
10週 補数 補数の概念と2の補数を用いた減算を理解する.
11週 2進数の乗除算 2進数の乗除算を理解する.
12週 基本論理,論理記号 基本論理の真理値表と論理記号を理解する.
13週 ブール代数 ブール代数を理解する.
14週 真理値表と論理式 主加法標準形により真理値表から論理式を立てる方法を理解する.
15週 期末試験
16週 総復習 後期の内容を復習する

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000