世界史

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 世界史
科目番号 0041 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 化学・生物・環境系 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『詳説世界史B』山川出版社
担当教員 箱山 健一

到達目標

・歴史の基礎概念について正しく理解する
・前近代史の基本概念について正しく理解する
・資本主義の確立について正しく理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
歴史の基礎概念歴史のき基礎概念について正しく説明できる歴史の基礎概念について正しく理解できている歴史の基礎概念について正しく理解できていない
前近代史の基本概念前近代史の基本概念について正しく説明できる前近代史の基本概念について正しく理解している前近代史の基本概念について正しく理解していない
資本主義の確立資本主義の確立について正しく説明できる資本主義の確立について正しく理解している資本主義の確立について正しく理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代世界の政治や経済のしくみは、歴史的脈絡の中で形成されて、現在のかたちに至ったものです。ですから、現行の政治や経済のしくみを正しく理解するためには、過去にさかのぼってその成立過程を知り、先行する過去のシステムと何が異なっているかを比較検討出来なければなりません。この授業では、現代世界システム(とくに資本主義経済)の成り立ちの習得に焦点を合わせます。
授業の進め方・方法:
成績の評価は、定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。
注意点:
この科目を正しく習得するためには、忘れる前に要点復習する習慣付けが必要です。授業終了後にノートを見直し、よく復習しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 歴史概論(1) 歴史の概念規定について正しく理解できる
2週 歴史概論(2) 歴史研究・歴史教育・歴史文学について正しく区別できる
3週 歴史概論(3) 時代区分について正しく理解できる
4週 古代史概論(1) 古代地中海世界の社会的政治的な構造について正しく理解できる
5週 古代史概論(2) 古代地中海世界の経済的な構造について正しく理解できる
6週 近代市民社会の成立(プリント) 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる
7週 中間試験
8週 中間試験の解答と解説
2ndQ
9週 古代史概論(3) 一神教の系譜について正しく理解できる
10週 古代史概論(4) キリスト教の成立について正しく理解できる
11週 中世史概論(1) スコラ学と大学について正しく理解できる
12週 中世史概論(2) 荘園制度について正しく理解できる
13週 中世史概論(3) 広域経済圏の形成について正しく理解できる
14週 帝国主義と二つの世界大戦(プリント)
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説
後期
3rdQ
1週 中世史概論(4) 中世自治都市の成立について正しく理解できる
2週 近世史概論(1) 第一次囲い込みと農民層分解について正しく理解できる
3週 近世史概論(2) 問屋制度とマニュファクチュアの成立について正しく理解できる
4週 近世史概論(3) 宗教改革について正しく理解できる
5週 近世史概論(4) 資本主義精神の形成について正しく理解できる
6週 産業革命(1) 産業革命の概念について正しく理解できる
7週 冷戦(プリント) 第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験の解答と解説
10週 産業革命(2) イギリス木綿工業の技術史について正しく理解できる
11週 産業革命(3) 第二次囲い込みと農民層分解について正しく理解できる
12週 日本文化のエートス(1) 日本文化のエートスの形成について正しく理解できる
13週 日本文化のエートス(2) 日本文化のエートスと資本主義精神のズレを正しく理解できる
14週 19世紀後半以降の日本とアジア(プリント) 19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000