日本語Ⅲ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本語Ⅲ
科目番号 0045 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 化学・生物・環境系 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 改訂版 大学・大学院留学生の日本語④論文作成編(アルク) 日本語総まとめN1文法(ask)アカデミック・スキルを身につける聴解・発表ワークブック(スリーエーネットワーク)
担当教員 増谷 祐美

到達目標

・報告文、論説文、学術論文など、論理的文章を読むための読解力をつける。
・上記に必要な文字、語彙、文法を習得する。                                                           ・簡単なプレゼンテーションができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
内容理解論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章を読んで内容を理解することができる論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章を読んで内容を理解することが概ねできる論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章を読んで内容を理解することができない
構造読み論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章を読んで構造を理解することができる論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章を読んで構造を理解することが概ねできる論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章を読んで構造を理解することができない
批判的読み文章を批判的に読んで、問題点に気づくことができる文章を批判的に読んで、問題点に気づくことが概ねできる文章を批判的に読んで、問題点に気づくことができない
論文作成基本的な構成にのっとって、レポートや簡単な論文を書くことができる。基本的な構成にのっとって、レポートや簡単な論文を書くことが概ねできる。基本的な構成にのっとって、レポートや簡単な論文を書くことができない。
プレゼンテーションレジュメを見ながら簡単なプレゼンテーションをすることができるレジュメを見ながら簡単なプレゼンテーションをすることが概ねできるレジュメを見ながら簡単なプレゼンテーションをすることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・1600字程度の漢字の習得                                                ・論理的文章を読むのに必要な語彙・文法
・論理的文章の内容理解
・論理的文章の構造・論理の理解 
・論理的文章の批判的読み                                                  ・基本的な論文作成の方法                                                     ・基本的なプレゼンテーションの方法                                               
授業の進め方・方法:
講義、演習
注意点:
外国人留学生に対して開講する科目です。
入国の遅れなどが理由で留学生が授業を受けられない場合は、Google Classroomを用いてオンライン授業を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・文章の構成・構造を読む①      ・N1文法(第1回)        ・説明的文章の典型構成を知る。      ・第1回目の文法を習得する。。
2週 ・文章の構成・構造を読む②            ・N1文法(第2回) ・説明的文章を段落に分ける。                ・第2回目の文法を習得する。
3週 ・文章の構成・構造を読む③         ・N1文法(第3回) ・小見出しをつける。          ・第3回目の文法を習得する。
4週 ・論理関係をとらえる①         ・N1文法(第4回) ・柱の段落、文章を見つける                                 ・第4回目の文法を習得する。
5週 ・論理関係をとらえる②         ・N1文法(第5回)           ・接続詞に注目して論理関係を考える①                   ・第5回目の文法を習得する。
6週 ・論理関係をとらえる③               ・N1文法(第6回) ・接続詞に注目して論理関係を考える②                      ・第6回目の文法を習得する。
7週 ・論理関係をとらえる④               ・N1文法(第7回) ・要約、要旨をまとめる。                     ・第7回目の文法を習得する。
8週 ・論理関係をとらえる④            ・N1文法(第8回) ・グラフの見方や使い分けを学ぶ。              ・第8回目の文法を習得する。
2ndQ
9週 ・批判的読み①             ・N1文法(第9回) ・文字や表現の間違いを推敲する。                ・第9回目の文法を習得する。
10週 ・批判的読み②             ・N1文法(第10回) ・語順や文の長さ、接続関係、表現のわかりやすさを推敲する。                 ・第10回目の文法を習得する。
11週 ・批判的読み③                 ・N1文法(第11回) ・矛盾する点がないかどうか推敲する。                 ・第11回目の文法を習得する。
12週 ・批判的読み④             ・N1文法(第12回) ・結論が妥当であるかどうか、飛躍がないかどうか等の観点から推敲する。                 ・第12回目の文法を習得する。
13週 ・批判的読み⑤                ・N1文法(第13回) ・事実と意見の区別ができているかどうか推敲する。                 ・第13回目の文法を習得する。
14週 ・実践練習               ・N1文法(第14回) ・これまでに学習した内容を踏まえて論理的文章を読む。                 ・第14回目の文法を習得する。
15週 ・実践練習               ・N1文法(第15回) ・これまでに学習した内容を踏まえて論理的文章を読む。                 ・第15回目の文法を習得する。
16週 (期末試験)
後期
3rdQ
1週 ・第1課「食中毒」の音声を聞いて、レジュメを作成してみる。           ・漢字(第1回)           ・作文の基本(1)             ・第1課「食中毒」を用い、適切なレジュメの書き方を学ぶ。                  ・第1回目の漢字を習得する。      ・文字や記号の書き方を学ぶ
2週 第1課「食中毒」のレジュメを見ながら、聞いた音声と同様に発表してみる。     ・漢字(第2回)           ・作文の基本(2)   ・第1課「食中毒」を用い、適切な発表の仕方を学ぶ。                  ・第2回目の漢字を習得する。      ・文体や表現を学ぶ
3週 ・第2課「言葉と文化」の音声を聞いて、レジュメを作成してみる。         ・漢字(第3回)           ・課題の提示 ・第2課「言葉と文化」を用い、適切なレジュメの書き方を学ぶ。               ・第3回目の漢字を習得する。      ・論文の構成要素と序論の構成要素を学ぶ
4週 ・第2課「言葉と文化」のレジュメを見ながら、聞いた音声と同様に発表してみる。  ・漢字(第4回)           ・目的の提示  ・第2課「言葉と文化」を用い、適切な発表の仕方を学ぶ。                      ・第4回目の漢字を習得する。      ・序論の構成要素をさらにを学ぶ
5週 ・第3課「不登校」の音声を聞いて、レジュメを作成してみる。           ・漢字(第5回)           ・定義と分類 ・第3課「不登校」を用い、適切なレジュメの書き方を学ぶ。                   ・第5回目の漢字を習得する。      ・本論の構成要素を学ぶ
6週 ・1~5週の復習 ・1~5週に学んだ内容について不十分な点を確認し、確実に理解する。
7週 (中間試験)
8週 ・第3課「不登校」のレジュメを見ながら、聞いた音声と同様に発表してみる。    ・漢字(第6回)           ・図表の提示  ・第3課「不登校」を用い、適切な発表の仕方を学ぶ。                      ・第6回目の漢字を習得する。      ・図表の提示の仕方、数値の大きさの表示の仕方、数値の大きさの評価について学ぶ
4thQ
9週 ・第5課「食料自給率」の音声を聞いて、レジュメを作成してみる。         ・漢字(第7回)           ・原因の考察 ・第5課「食料自給率」を用い、適切なレジュメの書き方を学ぶ。                  ・第7回目の漢字を習得する。      ・原因の考察と予測について学ぶ
10週 ・第5課「食料自給率」のレジュメを見ながら、聞いた音声と同様に発表してみる。  ・漢字(第8回)           ・引用 ・第5課「食料自給率」を用い、適切な発表の仕方を学ぶ。                    ・第8回目の漢字を習得する。      ・論文の提示の仕方、引用の仕方を学ぶ
11週 ・第6課「子供の生活習慣病」の音声を聞いて、レジュメを作成してみる。      ・漢字(第9回)           ・同意と反論 ・第6課「子供の生活習慣病」を用い、適切なレジュメの書き方を学ぶ。       ・第9回目の漢字を習得する。      ・同意、反論の仕方と注や文献の記述の仕方を学ぶ
12週 ・第6課「子供の生活習慣病」のレジュメを見ながら、聞いた音声と同様に発表してみる。                ・漢字(第10回)           ・帰結  ・第6課「子供の生活習慣病」を用い、適切な発表の仕方を学ぶ。               ・第10回目の漢字を習得する。      ・帰結、換言、補足の書き方を学ぶ
13週 ・発表準備                ・漢字(第11回)           ・結論の提示   ・自分で選んだテーマについて適切にレジュメを書く。                ・第11回目の漢字を習得する。      ・結論の構成要素を学ぶ
14週 ・8~13週の復習 ・8~13週に学んだ内容について不十分な点を確認し、確実に理解する。
15週 (期末試験)
16週 ・発表 ・自分で選んだテーマについてレジュメを見ながら発表できる。

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000