機械・制御基礎Ⅱ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械・制御基礎Ⅱ
科目番号 0050 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際創造工学科 化学・生物・環境系 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期:配布プリント,後期:配布プリント
担当教員 岡本 修,小室 孝文,飛田 敏光

到達目標

1.機械技術に共通して必要とされる基礎(機械に働く力と仕事)を理解する。
2.電子計算機の基本動作と仕組みを理解する。
3.インタフェースに関連する電子回路の使い方を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1定期試験とレポート課題を総合的 に評価し,平均の成績が80点以上の場合。定期試験とレポート課題を総合的 に評価し,平均の成績が60点以上80点未満の場合。定期試験とレポート課題を総合的 に評価し,平均の成績が60点未満の場合。
評価項目2電子計算機の基本動作と仕組みを理解し、その知識を問題解決に適用できる。電子計算機の基本動作と仕組みを理解し、その知識を使用できる。電子計算機の基本動作と仕組みを理解できない。
評価項目3インターフェイスに関する電子回路の使い方を理解し、その知識を問題解決に適用できる。インターフェイスに関する電子回路の使い方を理解し、その知識を利用できる。インターフェイスに関する電子回路の使い方を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期:機械の設計では、機械にどのような力がどのように働くかを知る必要がある。本授業では、物体の運動のしくみを理解し、物体に働く力と運動との関係など基礎的な考え方を理解する。
後期:電子計算機の基本的な知識とその応用について学ぶ。インタフェースに関連する電子回路の使い方を学ぶ.
授業の進め方・方法:
前期:毎回プリントを準備し配布します。理解を深めるため、練習問題を課します。たまに、演習やレポートを課します。
後期:講師が用意するプリントを中心に授業を行う。
注意点:
前期:タブレット等は一切使用しません。筆記用具、ノートを忘れずに持ってきてください。また、授業後はしっかりと復習をしてください。演習等を行った場合、試験の点数(70%)と課題点(30%)で評価します。
後期:プリントを用いて授業を行い、主にレポートで評価します。プリントで指示する演習問題等をしっかりといて授業の復習をしてください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械のしくみ 機械のしくみについて学ぶ。
2週 機械に働く力 力の性質、力の表し方、力のつりあいについて理解する。
3週 機械に働く力 力の合成・分解について理解する。
4週 機械に働く力 力のモーメントと偶力、重心について理解する。
5週 機械の運動 直線運動、回転運動について理解する。
6週 機械の運動 力と運動の法則について理解する。
7週 中間試験
8週 仕事と動力 物体の仕事について理解する。
2ndQ
9週 仕事と動力 道具などを利用した仕事について理解する。
10週 仕事と動力 機械が動くために必要なエネルギーについて理解する。
11週 仕事と動力 機械の動力について理解する。
12週 摩擦と機械の効率 物体に生じる滑り摩擦、転がり摩擦について理解する。
13週 摩擦と機械の効率 損失仕事、機械の効率について理解する。
14週 試験前まとめ 練習問題や演習問題などを解き、理解を深める。
15週 期末試験
16週 総復習
後期
3rdQ
1週 計算機の歴史と概要 デジタル計算機の歴史と概要について理解する。
2週 ハードウェア、ソフトウェア構成 ハードウェア、ソフトウェア構成について理解する。
3週 電子計算機の数とデータの表現 電子計算機の数とデータの表現について理解する。
4週 2進演算と算術回路、アーキテクチャ 2陣演算と算術回路、アーキテクチャについて理解する。
5週 命令セットとアドレス指定方式 命令セットとアドレス指定方式について理解する。
6週 インターフェイスと信頼性 インターフェイスと信頼性について理解する。
7週 (中間試験)
8週 増幅回路1 オペアンプの基本動作と特性について理解する.
4thQ
9週 増幅回路2 オペアンプを用いた増幅回路について理解する.
10週 演算回路1 オペアンプによる加算回路を理解する.
11週 演算回路2 オペアンプによる加減算回路を理解する.
12週 論理回路 論理演算回路を理解する.
13週 ICゲート 基本ゲートの使い方を理解する.
14週 論理記号変換 ド・モルガンの定理によりNAND, NORを使ってAND,ORを構成する方法を理解する.
15週 期末試験
16週 総復習 総復習を行う

評価割合

試験レポート小テスト合計
総合評価割合35605100
基礎的能力(前期)3515050
専門的能力(前期)0000
分野横断的能力(前期)0000
基礎能力(電子計算機,電子回路)0000
専門的能力(電子計算機,電子回路)045550
分野横断的能力(電子計算機,電子回路)0000