物質工学実用数学

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 物質工学実用数学
科目番号 0064 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際創造工学科 化学・生物・環境系 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 ふたたびの微分・積分 (永野 裕之 著、すばる舎)
担当教員 佐藤 稔

到達目標

1.化学・物理でよく使われる数学を使いこなせるようにする。
2.微分・積分の意味を理解し、化学・物理の現象と関連づけられる。
3.微分方程式の意味を理解し、化学・物理の現象と関連づけられる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1化学・物理でよく使われる数学を自由に使いこなせる。化学・物理でよく使われる数学を使いこなせる。化学・物理でよく使われる数学を使いこなせない。
評価項目2微分・積分の意味をよく理解し、化学・物理の現象とうまく関連づけられる。微分・積分の意味を理解し、化学・物理の現象と関連づけられる。微分・積分の意味を理解し、化学・物理の現象と関連づけられない。
評価項目3微分方程式の意味をよく理解し、化学・物理の現象とうまく関連づけられる。微分方程式の意味を理解し、化学・物理の現象と関連づけられる。微分方程式の意味を理解し、化学・物理の現象と関連づけられない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学に必要な数学を可能な限り物理や化学現象と関連づけながら講義する。細かい内容よりも、数学を使いこなすことを目標とする 。
授業の進め方・方法:
3年までに習った微分積分の数学の基礎を復習し、可能な限り物理や化学現象と関連づけながら講義する。
注意点:
3年で習った微分積分を復習すること。小テスト(ノート持ち込み可)を行うので講義中に理解し、質問があればその場で聞くこと。講義ノートの内容を見直し、講義に関係する例題・演習問題を解いておくこと。次回予定の部分を予習しておくこと。数学をもう一度勉強し直したい人も歓迎。電卓の使用可。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 極限(1) 演習を通して、分数の極限、無理数の極限が求められる。
2週 極限(2) 演習を通して、ロピタルの定理、はさみうち法の演習
3週 微分(1) 演習を通して、合成微分、逆関数の微分、媒介変数を用いた微分ができる。
4週 微分(2) 演習を通して、 接線の方程式が求められる。
5週 微分(3) 演習を通して、増減表とグラフが求められる。
6週 微分の応用 演習を通して、最大値、最小値、が求められる。マクローリン展開ができる。
7週 (中間試験)
8週 積分(1) 演習を通して、置換積分ができる。
4thQ
9週 積分(2) 演習を通して、部分積分ができる。
10週 積分(3) 演習を通して、三角関数を含む積分ができる。
11週 二重積分 演習を通して、二重積分ができる。
12週 積分の応用 演習を通して、面積、体積が求められる。
13週 微分方程式 演習を通して、変数分離法を理解できる。
14週 微分方程式の応用 演習を通して、反応速度、物体の落下運動への応用、年代測定への応用ができる。
15週 (期末試験)
16週
総復習
後期の内容を復習する。

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000