エネルギ工学

学校	茨城工業高等専門学校	開講年度	令和03年度 (2021年度)
授業科目	エネルギ工学
科目番号	0119	科目区分	専門 / 選択
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位II: 2
開設学科	国際創造工学科　化学・生物・環境系	対象学年	5
開設期	後期	週時間数	後期:2
教科書/教材	教科書：平田哲夫、他３名「図解エネルギー工学」（森北出版株式会社）
担当教員	澁澤健二,小野寺礼尚

１．熱サイクルについて理解する。
２．各種エネルギー変換について理解する。

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	基本サイクルの原理を理解し、理論熱効率を求めることができる。	各種サイクルの基本サイクルの原理を理解している。	基本サイクルの原理を理解していない。
評価項目2	各種エネルギー変換の原理を理解し、正しく説明できる。	各種エネルギー変換の原理を理解している。	各種エネルギー変換の原理を理解していない。
評価項目3

学習・教育到達度目標 (A) 説明

概要:

エネルギー工学は、地球温暖化に対して適切に対処していくために我々が最も学ばなければならない学問の一つです。本講義では、エネルギー工学の本質である熱・流体におけるエネルギー変換について最新の情報を習得しながら、エネルギー変換における留意すべき事項、変換効率、熱サイクルなどについて基礎から学びます。

授業の進め方・方法:

授業は、教科書と配布資料を適宜使用し、黒板あるいはスライドを用いて進める。

注意点:

物理学の延長上にあるため、エネルギーの概念等について理解を深めておけば十分に理解できます。また、講義ノートの内容を見直し、講義に関係する例題・演習問題を解いておくこと。講義で示した次回予定の部分を予習しておくこと。

アクティブラーニング	ICT 利用	遠隔授業対応	実務経験のある教員による授業

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	エネルギーの種類と変換方法熱力学の第１法則	エネルギーの種類と変換方法について理解する。熱力学の第１法則について理解する。
		2週	状態変化と熱効率	カルノーサイクルの熱効率について理解する。
		3週	内燃機関（１）	オットーサイクル、ディーゼルサイクルについて理解する。
		4週	内燃機関（２）	ブレイトンサイクル、ガスタービンの熱効率について理解する。
		5週	外燃機関	ランキンサイクル、蒸気タービンの熱効率について理解する。
		6週	火力発電	火力発電について理解する。
		7週	中間試験
		8週	地熱エネルギー	地熱エネルギーについて理解する。
	4thQ
		9週	風のエネルギー	風のエネルギーについて理解する。
		10週	水・波のエネルギー	水・波のエネルギーについて理解する。
		11週	太陽エネルギー	太陽エネルギーについて理解する。
		12週	太陽電池	太陽電池の原理について理解する
		13週	熱電変換	熱電変換の原理について理解する。
		14週	原子力発電	核分裂、核融合発電について理解する。
		15週	期末試験
		16週	総復習	後期の内容を復習する。