到達目標
1.高分子材料とは何かを理解する。
2.高分子材料の物性をどのように評価するかを理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 高分子材料とは何かを具体的に説明できる。 | 高分子材料とは何かを概ね説明できる。 | 高分子材料とは何かを説明できない。 |
評価項目2 | 代表的な高分子材料の製造法、特徴、用途を具体的に説明できる。 | 代表的な高分子材料の製造法、特徴、用途を概ね説明できる。 | 代表的な高分子材料の製造法、特徴、用途を説明できない。 |
評価項目3 | 高分子材料の熱物性、転移挙動・状態変化を、構造と関連付けながら説明できる。 | 高分子材料の熱物性、転移挙動・状態変化を概ね説明できる。 | 高分子材料の熱物性、転移挙動・状態変化を説明できない。 |
評価項目4 | 高分子材料の力学物性(強度や弾性率など)を説明できる。 | 高分子材料の力学物性(強度や弾性率など)を概ね説明できる。 | 高分子材料の力学物性(強度や弾性率など)を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (B) (ニ)
説明
閉じる
学習・教育目標 (B) (ロ)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
現在使用されている有機材料の大半を占める「高分子材料」とはどんなものかを学ぶ。また、高分子材料の物性をどのように評価し、それから何がわかるかを学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を中心に授業を行う。毎回の内容について黒板やスライドを使って解説する。各種材料の実物展示や演示実験も取り入れる。また、その日の授業内容に関するミニレビューを提示する。
注意点:
ACコースの学生は受講できない。
受講する者は有機化学および物理化学の基礎について理解していることが望ましい。
毎回の授業後には、ノートの内容等を見直して復習すること。また、次回予定の内容に関して、参考書等を利用して予習すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
高分子材料概論1 |
高分子とはどの様なものかを知る。高分子材料の分類を知る。
|
2週 |
高分子材料概論2 |
高分子材料の利用の歴史および代表的な用途を知る。
|
3週 |
高分子材料概論3 |
高分子の平均分子量と高分子の化学構造の基礎について理解する。
|
4週 |
高分子材料概論4 |
高分子の作り方の基礎について知る。
|
5週 |
ポリエチレンとポリプロピレン |
代表的なポリオレフィンである、ポリエチレンおよびポリプロピレンについて知る。
|
6週 |
汎用のビニルポリマー |
ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなど、一般によく利用されるビニルポリマーについて知る。
|
7週 |
(中間試験) |
|
8週 |
ポリエステルとポリカーボネート |
PETに代表されるポリエステル、およびポリカーボネートについて知る。
|
4thQ |
9週 |
ポリアミド |
いわゆるナイロンと呼ばれるポリアミドについて知る。
|
10週 |
高分子材料の状態変化 |
高分子材料の状態(結晶、ガラス、液体など)と熱転移挙動について理解する。
|
11週 |
液晶 |
液晶とはどのような状態か、および、どのような化合物が液晶になりやすいかを理解する。液晶の応用例を知る。
|
12週 |
高分子の熱分析 |
高分子材料の熱物性をどのように評価するか理解する。
|
13週 |
高分子の力学的性質 |
高分子材料の力学的性質をどのように評価するか理解する。
|
14週 |
クリープと応力緩和 |
クリープおよび応力緩和とはどのような現象か知る。
|
15週 |
(期末試験) |
|
16週 |
総復習 |
これまでのまとめと復習
|
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |