生物システム工学

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 生物システム工学
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科(2016年度以前入学生) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 鈴木孝仁 監修「改訂版フォトサイエンス生物図録」(数研出版),また、適宜プリントを配布する。
担当教員 丸山 智章

到達目標

生体内での各種化学変化、信号の伝達、遺伝についての基本的な事項について、
1. 細胞の働き,生体内の化学反応を理解し,生物の共通性を理解する。
2. ヒトを中心とした生物の刺激の受容から応答までの過程について理解する。
3. 生物の遺伝,DNAの構造と機能を理解し,生物の多様性を理解する。
4. 生体計測の概要とその医療・介護機器への応用について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1細胞の働き,生体内の化学反応を,みじかな事例に関連づけて説明することができる。細胞の働き,生体内の化学反応を説明することができる。細胞の働き,生体内の化学反応を説明することができない。
評価項目2生物の刺激の受容から応答までの過程について,工学における情報処理と関連づけて説明できる。生物の刺激の受容から応答までの過程について説明できる。生物の刺激の受容から応答までの過程について説明できない。
評価項目3生物の遺伝,DNAの構造と機能を,生物の多様性の重要性とあわせて説明できる。生物の遺伝,DNAの構造と機能を説明できる。生物の遺伝,DNAの構造と機能を説明できない。
評価項目4生体計測の概要について,医療・介護機器への具体的な応用事例をあげて説明できる。生体計測の概要について説明できる。生体計測の概要について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A)(イ) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B)(ロ) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気技術のみならずすべての技術は、われわれ人間を含む環境とともに成り立っている。本講義では、電気技術と関わりの深い、電磁環境および地球環境について説明する。
授業の進め方・方法:
授業は,配付資料を基にスライドを用いて進める。
注意点:
授業項目を参考に、webを活用するなどして予習しておくこと。また、講義ノートの内容を見直し、理解不十分なところがあれば教員に聞くなどして解決しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 細胞(1) 細胞の構造について理解する 
2週 細胞(2) 細胞膜のはたらきについて理解する 
3週 細胞(3) 細胞の増殖について理解する 
4週 生体内の化学反応(1) タンパク質とアミノ酸について理解する 
5週 生体内の化学反応(2) 酵素のはたらきについて理解する 
6週 生体内の化学反応(3) エネルギー代謝について理解する 
7週 (中間試験)   (中間試験)  
8週 刺激の受容と受容器(1) 刺激の受容と感覚の成立について理解する 
2ndQ
9週 刺激の受容と受容器(2) 視覚器官について理解する 
10週 刺激の受容と受容器(3) 聴覚器官について理解する 
11週 神経系(1) 神経系による刺激の伝達について理解する 
12週 神経系(2) 中枢神経系と末しょう神経系について理解する 
13週 神経系(3) 反射について理解する 
14週 反応と効果器 反応と効果器反応と効果器について理解する 
15週 (期末試験)   (期末試験)  
16週 総復習 総復習
後期
3rdQ
1週 遺伝のしくみ(1) 遺伝とメンデルの実験について理解する 
2週 遺伝のしくみ(2) 一遺伝子雑種の実験と優性・分離の法則について理解する 
3週 遺伝のしくみ(3) 二遺伝子雑種の実験と独立の法則について理解する 
4週 遺伝のしくみ(4) 遺伝子間の相互作用について理解する 
5週 染色体(1) 遺伝と染色体について理解する 
6週 染色体(2) 連鎖と組換えについて理解する 
7週 (中間試験)   (中間試験)  
8週 DNA(1) 遺伝子の本体であるDNAについて理解する 
4thQ
9週 DNA(2) DNAの構造と半保存的複製について理解する 
10週 DNA(3) 遺伝暗号とタンパク質合成について理解する 
11週 DNA(4) バイオテクノロジーとDNAについて理解する 
12週 生体センシング(1) 生体計測システムの基本について理解する 
13週 生体センシング(2) 医療・介護機器について理解する 
14週 生体センシング(3) センシングとモデル化、シミュレーションについて理解する 
15週 (期末試験)   (期末試験)  
16週 総復習 総復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000