人間と世界Ⅰ

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 人間と世界Ⅰ
科目番号 0048 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 電気電子システム工学科(2016年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 教科書:飲茶『史上最強の哲学入門』(河出文庫)、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(河出文庫) 参考書:プラトン(藤沢令夫訳)『国家』(岩波文庫)、デカルト(山田弘明訳)『省察』 (ちくま学芸文庫)、 小島 毅『朱子学と陽明学』 (ちくま学芸文庫)、ジム・ホルト(寺町朋子訳)『世界はなぜ「ある」のか?:「究極のなぜ?」を追う哲学の旅』(早川書房)、R.カーツワイル『シンギュラリテイは近い―人類が生命を超越するとき』(NHK出版)
担当教員 神山 和好

到達目標

1.西洋哲学の概要を理解する
2.東洋哲学(インド哲学、中国哲学、日本思想)の概要を理解する
3.共同でのプレゼンテーションの仕方を学ぶ 
4.ファイブパラグラフ・エッセイ(小論文)の書き方に習熟する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1創意工夫に富んだ共同プレゼンが出来る ファイブパラグラフ・エッセイに習熟する分かりやすい共同プレゼンが出来る ファイブパラグラフ・エッセイを書くことが出来る未整理な共同プレゼン ファイブパラグラフ・エッセイを書くことが出来ない
評価項目2西洋哲学の概要をよく理解している西洋哲学の概要をおおむね理解している西洋哲学の概要を理解出来ていない
評価項目3東洋哲学、日本思想の概要をよく理解している東洋哲学、日本思想の概要をおおむね理解している東洋哲学、日本思想の概要を理解出来ていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E)(ト) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
『史上最強の哲学入門』、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』をテキストに、西洋哲学(前期)、インド哲学、中国哲学、日本思想(後期)を学びます。
あわせて、プレゼンテーションの作法、ファイブパラグラフ・エッセイ(小論文)の書き方を学びます。
授業の進め方・方法:
準備をかねてはじめの数回は教員が講義します。その後は学生諸君による共同発表。パワーポイントを使用します。本講義は、学生参加型、アクテイブ・ラーニング型授業です。積極的な授業参加、発表を通して「互いに教え合う」ことを重視します。わかりやすく、工夫に富んだプレゼンテーションを歓迎・評価します。フロアーの諸君は「コメントシート」に各プレゼンテーションのメモ、評価を書き入れ、学期末に提出します(シートは事前に配布)。
注意点:
「授業の進め方と授業内容・方法」で述べたように,授業は基本的に学生諸君による発表によりすすめます。はじめに受講者を4人一組のチームに分け,各チームで一つのテーマを担当します(同じチームで、前後期1回づつ、計2回発表です)。発表終了後,(必要があれば)教員の指示に従いスライドを改善の後,完成スライドを提出します(完成スライドは発表後1週間以内に、Google共有ドライブにアップロード、受講者全員が見ることができるようにします)。受講者は授業前に教科書の該当箇所を読んでおいてください。なお,準備の都合により発表の順番が変わることがあります。教科書は必ず購入して下さい。授業と並行して、参考書を読むことを薦めます。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション1 授業ガイド、チーム、担当分け  授業準備
2週 イントロダクション2 プレゼンテーションの技法、ファイブパラグラフ・エッセイの書き方 ファイブパラグラフ・エッセイの書き方を理解する
3週 イントロダクション3 What is philosophy? 哲学について概略理解する
4週 『史上最強の哲学入門』 第1部真理とは何か1 プロタゴラス~デカルト プロタゴラス~デカルトを理解する
5週 真理とは何か2 ヒューム~キルケゴール ヒューム~キルケゴールを理解する
6週 真理とは何か3 サルトル~レヴィナス サルトル~レヴィナスを理解する
7週 ファイブパラグラフ・エッセイ提出1
8週 第2部 国家とは何か1 プラトン~ルソー プラトン~ルソーを理解する
2ndQ
9週 国家とは何か2 アダム・スミス~マルクス アダム・スミス~マルクスを理解する
10週 第3部  神とは何か1 エピクロス~アウグステイノス エピクロス~アウグステイノスを理解する
11週 神とは何か2 トマス・アクイナス~ニーチェ トマス・アクイナス~ニーチェを理解する
12週 第4部 存在とは何か1ヘラクレイトス~ニュートン ヘラクレイトス~ニュートンを理解する
13週 存在とは何か2 バークリー~フッサール バークリー~フッサールを理解する
14週 存在とは何か3 ハイデガー~ソシュール ハイデガー~ソシュールを理解する
15週 未定   前期コメントシート提出
16週 総復習 総復習
後期
3rdQ
1週 準備 後期授業準備
2週 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』第1章 インド哲学1 ヤージュニアヴァルキア ヤージュニアヴァルキア(ウパニシャッド哲学)を理解する
3週 インド哲学2 釈迦   釈迦(仏教哲学)を理解する
4週 インド哲学3 龍樹  龍樹(仏教哲学)を理解する
5週 第2章中国哲学1 孔子~墨子 孔子~墨子(儒家、墨家等の哲学)を理解する
6週 中国哲学2 孟子~始皇帝
孟子~韓非子を理解する
7週 ファイブ・パラグラフ・エッセイ提出2
8週 中国哲学3 老荘思想(老子 荘子)  老荘思想(道教思想)を理解する
4thQ
9週 第3章 日本思想1 日本仏教の歴史  日本仏教の流れを理解する
10週 日本思想2 浄土宗、浄土真宗(親鸞) 浄土宗、浄土真宗(親鸞)を理解する
11週 日本思想3 禅宗:禅の歴史 栄西 道元  禅宗、栄西、道元を理解する 
12週 十牛図(悟りを超えて) 十牛図を理解する
13週 未定 未定
14週 未定 未定
15週 未定 後期コメントシート提出
16週 総復習 総復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08000020100
基礎的能力08000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000